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めかぶが体臭を改善するって本当?

更新日:2016.12.09
公開日:2014.07.01
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この記事の監修者
セイコメディカルビューティクリニック 副院長 曽山浩輔

体臭口臭予防に良く効くといわれる「めかぶ」。ヌルヌル成分がどのように作用して体臭を抑えてくれるのでしょうか。また、より効果的においしく食べられるめかぶ料理をご紹介します。

めかぶは口臭や体臭の減少に効果があるのでしょうか?体臭の発生メカニズムから考えてみましょう。また、体臭予防に効果的なめかぶの効果的な食べ方をご紹介します。

体臭の発生メカニズム

腸と肝臓との間では、さまざまな物質が行き来をする「腸肝循環」という生理的な活動が行われています。物質によっては、腸から便やおならとして排泄され、別の一部は腸から吸収され肝臓に戻り、再び元の物質に合成されます。このメカニズムから、口臭体臭が強くなる理由は、腸内で生成されたニオイ物質が、肝臓に行かずに直接血管に入り、血液を介して肺(呼吸)や皮膚から出るから、といえます。

「めかぶ」を食べるとどのように体臭を抑えられるのでしょうか

めかぶやモズクといった海藻のヌルヌル成分にはフコイダンが含まれています。フコイダンは腸内で食物繊維のような働きをしてアンモニアや硫化水素といったニオイ成分を包みこみ、その多くを便として直接体外に排泄してくれます。

しかも、このヌルヌル成分が腸の消化管粘膜を維持して「腸肝循環」を促進させているともいえるのです。さらに、めかぶやモズクには「アルギン酸」という成分も多く含まれ、フコイダンと共に体臭成分の排出を行っています。これらの成分をたくさん含むめかぶを日常的に摂取することで体臭予防となるのです。

納豆とセットでめかぶをとると効果的

めかぶと納豆を一緒に食べていると、便秘が解消し、便臭ばかりか口臭・体臭もなくなったという効果が実際に現れています。どうしてめかぶ納豆を食べると、このような効果があるのでしょうか?

納豆は、不溶性と水溶性の食物繊維がバランスよく含まれています。不溶性は腸壁を刺激して便を硬くする働きがあり、水溶性は便を軟らかくする働きがあります。また、納豆の納豆菌は、腸内で善玉菌の働きをし、発酵して増え、腸内環境を整えてくれます。

このようなことから、めかぶと納豆を一緒に食べると、体臭を防ぐ効果が倍増するというわけです。ただし、食品からとる善玉菌(納豆菌)は、腸内では1日くらいしか定着できないので、納豆で腸内環境を維持するには、毎日とるのが望ましいでしょう。便秘が改善され、お通じが良くなると便臭も抑えられます。

めかぶ納豆をとるのなら、いずれも1日50g(1パック)程度で、めかぶと納豆をかきまぜて、添付のダシか酢醤油をかけて食べると、おいしくいただけます。また、同じヌルヌル食品のオクラやトロロイモを混ぜたり、サラダに加えたりするのもよいでしょう。

このように毎日の食生活にめかぶを取り入れて体臭口臭予防に役立ててください。

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