排卵期とは、卵巣から卵子が排出される期間のことで、排卵のあった日の前後数日間を指します。排卵期と排卵日を把握することは、妊娠したい女性にとって重要なポイント。この排卵期を把握する方法はいくつかありますが、おりものの状態からも予測することができます。
[目次]
排卵期(排卵日)はおりものの量が一番増える時期
卵子が排出されるということは、子宮が精子を迎え入れる状態になるということ。おりものの量が増えるのは、子宮内に入ってきた精子がスムーズに卵子までたどり着けるようにするためです。このときのおりものの色は透明で、どろっとしたゼリー状になるのが特徴。粘り気が強く、手で触ってみるとよく伸び、においはあまりありません。少量の血が混ざることもありますが、生理的な現象なので心配はいりません。
この時期に量が増えないと問題がある?
おりものの状態や変化は個人差がとても大きく、また体調によっても変わりやすいものです。そのため、排卵期だからといって量が増えないことに不安を抱いてしまう心配はありません。もともと量が少ない方もいますし、免疫力が低下することで量が減ってしまっている場合、まだ排卵期に入っていない場合もあります。
おりものが多い日は排卵期?
おりものの量が多いからといって、それだけで排卵期であるかを特定することはできません。その理由は、体の状態によっておりものも変化しやすいからです。おりもので排卵期を把握するには、日々の基礎体温をチェックして生理周期を把握する必要があります。妊活をされている方は、排卵検査薬や産婦人科での検査で、しっかりと排卵期を把握するようにしましょう。
排卵期のおりものの変化で妊娠したのがわかる?
排卵期は、子宮内で卵子が排出され、受精をする時期。受精卵が子宮内膜に着床するのは、排卵期のあとの黄体期になります。そのため、この時期のおりものの変化で妊娠しているのかはわかりません。また、おりものの変化だけで妊娠しているかどうかを確認することもできないので、妊娠検査薬や産婦人科での検査を受けましょう。
避妊目的での排卵期チェックには注意
妊娠を望んでいない女性にとって排卵期は、いわゆる「危険日」として認識されます。排卵期でなければ避妊をしなくてもよいという間違った風潮もありますが、妊娠を望んでいない場合は、排卵期間以外でも避妊は必ず行いましょう。また、おりものの量が多くなっていないからといって「安全日」であるとは限りません。
あわせて読みたい
おりものの状態と身体のサイン
-
おりものとは?知っておきたい基礎知識
-
おりものに血が混じる原因とは|生理以外の出血で見る病気の可能性と対処法
-
何か違う?排卵後の「おりもの」について
-
おりもののかたまりが出た!これって何のサイン?
-
おりものの異常を防ぐために気をつけたいこととは
-
多くなる?少なくなる?閉経後のおりもの
-
水っぽいおりものが出るのは妊娠?病気?考えられる原因とは
-
伸びるおりものは何のサイン?
-
黒いおりものは病気なの?
-
着床したときはおりものに変化があるの?
-
おりものの量が少ない・出ない原因とは?
-
おりものがピンク色になる原因と身体のサイン
-
異常?正常?「茶色のおりもの」の原因
-
「おりもの」のにおいの原因と対処法
-
おりものシートの正しい選び方・使い方
-
おりものによるかぶれの原因と対処法
-
おりものによる下着の汚れへの対処法
-
体からのサインをチェック!生理周期とおりものの変化
-
生理前のおりものの色やにおいの特徴とケア方法
-
おりものが大量に出る原因と色で見る疑わしい病気|排卵期は分泌量が増える時期
-
おりものの色やにおいが変化する原因は?
-
黄色いおりもので疑われる病気とは?|痛みやかゆみを感じたら要注意
-
正常?異常?病気を伴う白いおりもの
-
黄緑色のおりものが出るのは異常?疑うべき病気とは
-
おりもので分かる身体の不調とは
-
かんたんチェック
デリケートゾーンの老化度、ゆるみ度セルフチェック
-
かんたんチェック
魅惑の膣美人度チェック
-
-
-
-