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お尻のニキビ跡を治したい!タイプ別お手入れ方法

更新日:2018.01.17
公開日:2014.08.01
ドクター画像
この記事の監修者
すがわら皮膚科クリニック 院長 菅原由香子

お尻ニキビやできものだけではなく、その跡に悩まされている方も多いのではないでしょうか?4種類のニキビ跡(炎症・色素沈着・クレーター・しこり)の分類と、それぞれの正しいケア方法について、ドクター監修の記事で解説します。

お尻は角質が厚くなりやすい上に皮脂の分泌も多い部位なので、身体の中でもニキビができやすい部分だと言えます。よって、お尻ニキビに悩まされる方は少なくないでしょう。

また、もうひとつ厄介なのが、お尻のニキビは治ったのにその跡が残ってしまった…という悩み。いわゆる、ニキビ跡の悩みですね。これはケア次第でキレイに治ります。スベスベ美尻を手に入れるためにも、まずはどの原因による跡なのかを知り、適切なケアができるようにしましょう。

おしりのニキビ跡に多い4つのタイプ

ニキビ跡のタイプは、以下の4つに分けることができます。

  • 炎症タイプ
  • 色素沈着タイプ
  • クレータータイプ
  • しこりタイプ

赤みが残る「炎症タイプ」

炎症タイプは、赤みだけが残っているニキビ跡です。ニキビの芯が消え化膿が治まればニキビ特有の痛みはなくなりますが、赤いうちはまだ炎症が治まっていないということなので、注意が必要です。厳密には「跡」とはまだ呼べない状態ですが、この時点からケアをすると本物の跡になることを防ぐことができます。

シミのような「色素沈着タイプ」

茶色いニキビ跡が、この色素沈着タイプになります。シミと似たような状態ですが、できるメカニズムもシミと共通している部分が多いです。

シミは排泄されなかったメラニン色素の沈着により起こりますが、ニキビ跡の場合も同じです。メラニン色素はもともと、お肌を刺激から守るために作られるものです。ニキビの場合も、炎症から守ろうとして色素が作られます。この時、代謝が不充分だと茶色い色素が沈着してしまうのです。

肌が凸凹になる「クレータータイプ」

「ニキビ跡」と聞いてイメージしやすいのは、このクレータータイプではないでしょうか。ニキビが治った後、お肌の表面がでこぼこになってしまうのがこのタイプです。これは、ニキビの原因であるアクネ菌を退治する戦いのなごりです。退治するために作られた活性酸素やアクネ菌の死骸などが、お肌に刺激として残るのです。これを急いで修復しようとするために、でこぼこ状になってしまったというわけです。

ニキビ跡が盛り上がる「しこりタイプ」

クレータータイプと似ていますが、こちらは炎症が繰り返し起きた場合にできる固く盛り上がったニキビ跡のことです。擦り傷や切り傷の跡が盛り上がるのと同じ現象だと考えてもらうと、分かりやすいのではないでしょうか。Uゾーンや顎の下にできやすいニキビ跡ですが、まれにお尻にもできることがあります。

タイプ別のケア方法

4種類のうち炎症タイプと色素沈着タイプは自然に改善することのできるニキビ跡ですが、早く改善させるにはそれなりのケアが必要です。反対に、クレータータイプとしこりタイプは自然には治りません。完治させるには、病院での治療に頼る必要があります。以下に、それぞれのニキビ跡に効果的なケア・治療方法についてまとめました。

炎症タイプ:ビタミンC誘導体

炎症タイプにはビタミンC誘導体が効果的です。ビタミンCにはコラーゲンの生成を促す働きがあるため、ターンオーバーを促進し、新しい皮膚を作ってキレイな状態に戻す手助けをしてくれます。皮脂の分泌を抑制する効果もありますから、治りかけのニキビが悪化することを防ぐことにも繋がります。

色素沈着タイプ:顔用の美白コスメを応用

色素沈着タイプにオススメなのは、顔用の美白コスメを使うことです。先にも述べたように、色素沈着タイプのニキビ跡とシミには共通のメカニズムがあります。そのためシミ対策に有効な美白コスメを利用することで、色素沈着タイプのニキビ跡にも効果が期待できるというわけです。ニキビ跡の部分にだけピンポイントで塗るようにすると良いでしょう。

クレーター・しこりタイプ:美容外科治療

クレータータイプとしこりタイプでは、自然にニキビ跡が改善されることはありません。また、セルフケアでの改善も難しいとされています。完治を目指すのであれば、ドクターの手にゆだねることをオススメします。

治療法には、炭酸ガスレーザーやピーリングといったものがあります。これらにはコラーゲン線維を増やす作用があるため、くぼんだ部分を盛り上げる効果が期待できます。

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