ひと口に「くま」と言っても、その原因や症状によって種類が異なります。主なくまについて、それぞれの特徴を以下で詳しくご紹介します。
黒くま
症状(特徴)
涙袋の下側に脂肪が突出し(いわゆる目袋ができる)、その膨らみによって影ができる状態。影が黒い線に見えることから「黒くま」と呼ばれています。
見分け方
膨らみを細い棒などで押した時、黒い線が消える(影が消える)場合は黒くまの可能性があります。上から照明が当たると影が強調されて目立ったり、むくみが加わるとさらに目の下がたるんでくまがくっきりと目立ってしまったりします。
原因
加齢によって眼球を支える靭帯や目の周囲の皮膚・筋肉などが衰えてゆるみ、眼球を支えている下まぶたの脂肪が前にせり出してしまうのが原因。加齢の他に、生まれながらの骨格の問題や目の下の脂肪が多いことなどが原因になっている場合もあります。
こんな方は要注意
加齢とともに目の下がくぼんできた、目の下が膨らんできた、目の下の小ジワやたるみが気になり始めたら要注意です。また、もともと目の下がくぼみがちの方や、加齢によって目の下の脂肪がなくなりくぼんでしまうと、そのくぼみが影となって黒くまを生じやすくなります。
茶くま
症状(特徴)
目の下に茶色く広がっているのが茶くまです。下まぶただけでなく、上まぶたも含め、目の周り全体が黒ずんでいることもあります。
見分け方
手鏡を持って正面から見た時と顔を天井に向けて手鏡を見た時とで、くまの感じが変わらない場合には茶くまの可能性があります。
原因
茶くまは主に色素沈着が原因です。紫外線によるダメージや化粧を落とす際にこすりすぎる、目元マッサージを強くしすぎるといった摩擦による刺激で色素沈着は引き起こされます。
こんな方は要注意
UV対策をせずに紫外線を浴び続けている、化粧落としや目元マッサージなどで目の周りを強く刺激しがち、目をこするクセがある、などの心当たりがある人は色素沈着を起こしやすく、茶くまができやすいので注意が必要です。
青くま
症状(特徴)
目の下にうっすらと青っぽく広がっているのが青くまです。目の周りに集まる毛細血管が透けて見えている状態。
見分け方
下まぶたをそっと下側に引っ張ってみた時、多少薄くなる(完全にはなくならない)のが青くまです。ちなみに茶くまの場合は皮膚を引っ張っても色が変わることはなく、黒くまの場合は多少薄くなります。
原因
目の周りには多くの毛細血管が集まっており、血行が悪くなると血液がうっ滞(血液が静脈内に停滞)し、薄い皮膚から青っぽく透けて見えるのが原因です。血行不良は冷え、生活習慣の乱れ、寝不足や過労、ストレスなどの他、目を酷使することでも起こります。
こんな方は要注意
冷え性ぎみ、貧血ぎみなどの方はもちろん、パソコンや読書などで目を酷使することが多い方も注意しましょう。
赤くま
症状(特徴)
目の下がうっすら赤く腫れたような状態。
見分け方
目の下の皮膚をそっと下側下方に引っ張った時、赤みが増せば赤くまの可能性があります。
原因
黒くまと同じように下まぶたの奥にある脂肪が前に迫り出すと同時に、脂肪を覆っている筋肉も突出し、この筋肉が皮膚の下に赤く透けて見えるのが原因です。加齢によるたるみの他、目の疲れや血行不良によって軽い血管の詰まりが発生して目の下が赤くなることもあります。
こんな方は要注意
目を酷使する機会が多い方は注意が必要です。また赤くまは比較的経度のくまですが、ケアをしないで放っておくと、たるみに繋がることもあります。
※マッサージによるくまの解消方法を知りたい方は、「老け、疲れ顔を撃退!目のくま&たるみマッサージ」をご参照ください。
※目の下のくまは、何かの病気のサインであることも。気になる方は「実は病気のせい?目の下のくまを引き起こす原因」をご参照ください。
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