目の下のくまの原因と解消法
目の下のクマを簡単に取る解消法|たるみや血行不良を改善するマッサージ
更新日:2018/02/16 公開日:2014/09/01
この記事の監修ドクター
ガーデンクリニック 顧問指導医
大庭英信 先生
目の下のたるみが原因の「黒クマ」や、血行不良が原因の「青クマ」には、血行を促進させて皮膚にハリをもたせるマッサージやツボ押しが効果的です。
また、シミやくすみが原因の「茶クマ」も、血流を良くして皮膚に栄養をいき渡らせることで肌の新陳代謝が活発になり、メラニン色素の排出を促す効果が期待できます。
※くまの種類や原因については、くまの種類をご参照ください。
目の下のたるみには筋肉を鍛えるストレッチを
- 目をギュッと閉じて5秒間キープ
- 目を思い切り大きく広げて5秒間キープ
これを5回ほど行います。目の周辺には眼輪筋(がんりんきん)という表情筋があり、眼輪筋が弱まるとたるみの原因になります。まばたきで眼輪筋を積極的に動かし鍛えましょう。
目の下のクマを解消する目元マッサージ方法
マッサージの際は、すべりやすいクリームなどを使いながら行いましょう。
目の周りはデリケートな場所のため、強く押し過ぎたり、こすり過ぎると眼球や皮膚にダメージを与えてしまいます。特に、強くこすったことが刺激となって色素沈着を起こし、それが原因で起こる茶くまの場合、マッサージを行うのは避けておきましょう。
おすすめの目元マッサージ方法の手順は以下の通りです。
- 両手の人差指から薬指までの3本指をおでこの真ん中に当て、気持ちよいと思える程度の圧力をかけながらこめかみまで移動します。
- 両手の中指の腹を左右の目尻に当て、目の下の骨の縁をなぞるように目頭まで移動させ、目の上の骨の縁をなぞるように目尻へ移動します。
- 両肘を肩と並行に張って、中指と薬指の腹を目の下に当て、目頭から目尻、こめかみへと圧力をかけながら移動します。
それぞれを状況に合わせて3~5回くりかえしましょう。
目の下のクマ解消には目元のツボ押しも効く
ツボを押す際は、気持ちがよい程度の強さで5秒ずつ3セットが目安です。
睛明(せいめい)
鼻の根元と目頭の間のくぼんだ場所にあるツボで、眼精疲労に効果的です。両手の人差指の腹を使って左右のツボを押します。
瞳子膠(どうしりょう)
目尻から親指の幅半分ほど外側の骨の際のわずかなくぼみにあるツボで、眼精疲労や目尻のシワ改善にも効果的です。両手の人差指の腹で左右それぞれのツボを押します。
四白(しはく)
左右の瞳の中心から下にたどり、骨のへりから親指の幅1本分ほど下にある骨の際のわずかなくぼみにあるツボで、眼精疲労や目の下のたるみ改善に効果的です。両手の中指の腹で左右それぞれのツボを押します。
太陽(たいよう)
左右の目尻の少し外側のこめかみのあたり、骨がくぼんだ場所にあるツボで、側頭部の血行を促しクマの改善や頭痛に効果的。両手の中指の腹で左右それぞれのツボを押します。
リンパマッサージで顔全体の血行を促進
リンパの流れが滞ると余分な水分や老廃物が溜まってむくみが生じ、目の下のくまも目立ちやすくなります。顔周辺のリンパの流れをよくするマッサージを行い、むくみ・たるみを改善しましょう。
- 耳の後ろの骨の部分にある「耳介後(じかいこう)」というリンパ節をゆっくりと押します。
- 両方の耳たぶを持って真横に引っ張り、気持ちがいいところでキープ。耳の真ん中や耳上部も同じように行いましょう。
- 耳たぶをつまみ、下から上へと揉むように移動します。
- 耳の手前のフェイスラインに指の腹を当て、頭頂部に向かって側頭部の頭皮をゆっくり持ち上げるように移動させます。
- 額の生え際に指の腹を当て、頭頂部に向かって前頭部の頭皮をゆっくり持ち上げるように移動させます。
- 首筋から鎖骨に向かって手のひら全体で撫でながらリンパを流し、最後に脇の付け根のリンパ節をゆっくり押します。
これらのマッサージやツボ押しは、少しずつでよいので毎日根気よく続けることが大切です。
※自宅でのくまのケア方法は、目の下のくま(クマ)の原因と自宅でのケア方法をご参照ください。
※目の下のくまが示す病気については、目の下のくま(クマ)が示す病気や体調のサインをご参照ください。
ご自身・ご家庭でいわゆるマッサージや指圧(ツボ押し)などをする際の注意点
- 1.マッサージや指圧などは身体に影響を及ぼす行為です。ご自身・ご家庭で行う場合は、部位の把握や力の加減が難しく、身体への影響には個人差があります。
- 2.病気やケガ、痛みがある場合は、マッサージや指圧などをするまえに医師の診断やアドバイスを受けましょう。
- 3.食後、飲酒時、妊娠中など、普段と異なる体調の際は、自己判断によるマッサージや指圧などは避けましょう。
- 4.マッサージや指圧などをしたことで体調が悪くなったり、痛みなどが出た場合は、すぐに医師に相談しましょう。また、症状が改善しなかったり悪化したりするようなら、医療機関を受診しましょう。
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