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顔の脂肪吸引手術の特徴や効果、注意点、術後の経過

更新日:2018.07.25
公開日:2014.09.01
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この記事の監修者
スキンケア大学参画ドクター

顔はエクササイズの効果が現れるまで時間がかかるため、顔の脂肪吸引でシャープなフェイスラインや小顔が手に入るなら試したいもの。顔の脂肪吸引の手術方法や注意点、術後の経過についてドクター監修の記事で詳しくお伝えします。

ダイエットしても効果が現れにくいのに、隠せないフェイスライン。さらに顔は老けて見えたり、太った印象を与えたりと、その人の印象が決まる場所。顔の脂肪吸引の特徴と注意点について詳しく紹介していきます。

小顔を実現!顔の脂肪吸引

フェイスラインを崩してしまうたるんだ頬や、二重あごはそれだけで実年齢よりも老け顔に見られる要因のひとつ。顔の脂肪吸引では、頬やあご周りの余分な脂肪を取ることで、頬をシャープに見せ、あごのラインをすっきりとさせることで、小顔に見せる効果が期待できます。

顔の脂肪吸引の注意点

以下では、顔の脂肪吸引の注意点について頬とあごに分けてそれぞれ説明します。

頬の脂肪吸引の注意点

脂肪吸引をおこなったからといって、必ず小顔効果があるというわけではありません。顔の輪郭は、骨格と筋肉、皮下脂肪によって形づくられています。そのため、小顔にするためには、どの部分を調整する必要があるのかを見極めることが重要です。口元から頬にかけて存在している筋肉が原因であるケースもあり、その場合は除去するほどの脂肪もないので、脂肪を吸引したところで顔の形はほとんど変わりません。骨格によって頬骨やエラが目立つ場合には、骨切・骨削り手術やボトックス注射が効果的でしょう。脂肪吸引は頬がぽっちゃりしている下ぶくれタイプにおすすめです。

筋肉や骨格とのバランスを考えずに脂肪を吸引してしまうと、全体の輪郭が崩れてしまう可能性もあるので注意してください。

あごの脂肪吸引の注意点

あごの輪郭は骨格のほか、皮下脂肪や皮膚のたるみ、むくみも関係しています。多くの場合、これらの要因が複数絡み合って二重あごになっていると考えてよいでしょう。

あごの脂肪吸引は皮下脂肪が二重あごの要因となっているケースで効果的です。ただし、脂肪量が多くないケースもあり、その場合は顔専用の脂肪溶解注射を行うことがほとんどです。

あごの脂肪吸引で気をつけなければならないのは、仕上がりのラインです。人のあごは、完璧な左右対称ではありません。医師の技術が低いと、施術によって左右に大きな差がでてしまうことがあります。また、あごに脂肪が少ない場合には脂肪溶解注射による施術が適しています。もし脂肪吸引で無理やり脂肪を除去しようとすれば、筋肉のすじが浮き出てしまう場合もあります。

顔の脂肪吸引の手術方法

手術方法は、カニューレと呼ばれる管を使用し、圧力を利用して脂肪を吸引していきます。頬の脂肪を吸引するときは耳の後から、あごの場合はあごの下からそれぞれカニューレを挿入します。

この顔の脂肪吸引で使用する極細のカニューレは、傷口を比較的小さく抑え、他の部位の脂肪吸引手術に比べて痛みも少ないため、手術にともなうリスクは小さいとされています。

手術は多くの場合が部分麻酔で行われ、所用時間は一か所あたり10~20分ほどです。術後、落ち着いたら帰宅し、当日からシャワーも可能なほど手軽な手術です。

ただし、術後は圧迫固定をしていますので、洗髪はそれが終わってから行うことをおすすめします。

顔の脂肪吸引は術後のケアが重要

顔の脂肪吸引でも、他の部位同様、術後の腫れや内出血の可能性はあります。それを最低限に抑えるために術後のケアはとても大事です。

術後1日~1週間

湘南美容外科渋谷院の奥村院長は、腫れや内出血防止のために、最低でも1~2日は専用のフェイスバンドで吸引した部位を圧迫することを推奨しています。術後の圧迫固定役割は以下の4つです。

・内出血の量を最小限に抑える

・むくみを最小限に抑える

・痛みを最小限に抑える

・キレイなラインに仕上げる

脂肪吸引後の圧迫固定の詳細については、『脂肪吸引後の圧迫固定と期間について』の記事をご覧ください。

顔は身体の他の部位に比べて、術後の腫れが少ない部位です。腫れは2、3日で治まるでしょう。それでも多少の内出血は起こりえますが、これは1~2週間で徐々に見えなくなっていくでしょう。

それまではコンシーラーやメイクでカバーできるほどです。何より、大きな痛みはなく、運動制限もさほどないため術後3日目から外出できるようになるでしょう。

術後1週間~1か月

比較的ダウンタイム(手術前の生活に戻る期間)の短い場合、1週間ほどで拘縮が始まります。このタイミングでマッサージを始めるとよいでしょう。

拘縮は脂肪吸引した部位の皮膚が硬くなったり、でこぼこしたりする状態を指します。脂肪吸引後1週間くらいで起こる症状で、脂肪吸引の量にもよりますが、多くは数か月で治ります。何もしなくても自然と治りますが、マッサージやストレッチをした方がより早く皮膚が修復され、柔らかくなります。

拘縮を早く回復させるには、ハンドマッサージとストレッチが効果的です。皮膚を触って硬く感じる部分を、ぐりぐりと指圧するようなイメージでマッサージを行ってみてください。少し痛みを感じるくらいがちょうどいいでしょう。

脂肪吸引の経過とケア方法、予防方法について、詳しくは

『脂肪吸引の手術直後に患部はどうなる?』

『脂肪吸引後の拘縮(硬縮・こうしゅく)の原因とケア方法は?』

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