身体の中からエイジングケア
医師が指南!正しい老化防止(アンチエイジング・エイジングケア)対策
更新日:2016/12/09 公開日:2014/10/01
この記事の監修ドクター
千春皮フ科クリニック 院長
渡邊千春 先生
エイジングケアは将来の自分のために行うスキンケア。早めの対策が未来の自分の肌を変えるのです。ここでは、ドクター監修のもと、正しい老化防止対策についてご紹介します。
すべての肌トラブルの元となる乾燥を防ぐ
肌の老化を促進させる原因の一つは乾燥です。乾燥は肌のカサつきだけでなく、シワやシミを作り出す原因や、毛穴を目立たせる原因にもなったりする肌トラブルの元凶。乾燥を防ぐためには保湿を徹底することが重要です。
保湿力をキープするために、まずはスキンケアの見直しから始めましょう。
脱脂作用の強すぎるオイルクレンジングなど、刺激の強いクレンジングは避けましょう。洗顔の際、熱いお湯を使うのもNG。お湯が熱すぎると、肌に必要な皮脂まで落ちてしまい、乾燥を招きます。洗顔時は熱いお湯を使わず、必ずぬるま湯(水よりほんの少し温かいぐらい)で洗いましょう。
洗顔後は化粧水をたっぷりとした後、手のひらで優しく押し込むように美容液を浸透させ、その後クリームやオイルでうるおいの蓋をするのがスキンケアの基本。
また、正しいお手入れでうるおいを保持している肌は肌のバリア機能ができているためにダメージに強く、ホコリや雑菌などの外的要因に影響されにくいのです。
肌にダメージを与える紫外線をブロック
「光老化」という言葉をご存知でしょうか?これはその名の通り、光の影響で起こる老化現象のこと。紫外線を長年浴び続けることで、シワやシミ、たるみなどを引き起こす現象を光老化と言います。
光老化の原因はUV-Aという紫外線。肌への影響が大きいこのUV-Aは、一年を通して照射されています。光老化を防ぐためにはこのUV-Aを防ぐことが重要。直射日光を避け、冬でも日焼け止めを塗るなどの対策が不可欠です。
屋内にいれば大丈夫と思いがちですが、このUV-Aはガラスを通り抜けるタイプのものなので、たとえ屋内にいたとしても、紫外線対策は必要です。
ちなみに日焼け止めの防御力を示す「PA」はこのUV-Aを防ぐ力を示すもの。「SPF」はUV-Bを防ぐ力のことです。「PA」と「SPF」のランクが高いものほど、紫外線を防ぐ力も高まりますが、同時に肌への負担も大きくなります。肌の状態を見て使い分けることが、美しさを保つための秘訣になるのです。
若々しい肌を保つには糖化と酸化を防ぐことが大事
糖化とは、身体の中のタンパク質が食事などによって摂取された糖と結びつき、劣化したタンパク質(AGEs)が生成され、体内に蓄積する現象のこと。糖化が進むと肌の色が変化し、くすんだ感じになってしまいます。
では、糖化を予防するために糖の摂取をやめればよいかというとそういうわけでもありません。糖質は頭や身体を動かす大切なエネルギーでもあるのです。糖化を予防するには、糖の摂取をやめるのではなく、劣化したタンパク質AGEsが溜まらない身体をつくることです。
血糖値が高い身体はAGEsが発生しやすくなります。食生活を見直し、バランスの良い食事を心がけることで血糖値の上昇を抑えることができ、糖化予防にも繋がります。
次に酸化。これは体内に取り込まれた酸素が紫外線などの外的ストレスや精神的ストレスの影響によって、活性酸素に変わり、身体を酸化させる現象のこと。
酸化とは簡単に言えば「サビ」です。このサビが正常な細胞を傷つけたり、脂質と結びつくことでシミやシワなどの老化現象を引き起こします。酸化を防ぐためには、外部ストレス、内部ストレスから身体を守ること、そして、抗酸化作用のあるものを積極的に摂取することです。
その他、若返り効果が期待できるインナーケアや成分について知りたい方は、「見た目年齢を10歳若返らせるインナーケア」や「アンチエイジングに効果的なサプリメント成分」をご参照ください。
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