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育毛剤の成分で薄毛の人の髪や頭皮に期待される効果

更新日:2017.12.07
公開日:2014.12.26
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この記事の監修者
赤坂ビューティークリニック 院長 青山秀和

育毛成分には多くの種類がありますが、基本的には3つの効果に区分することが可能。こちらでは、育毛剤が持っている3種類の効果についてまとめ、その代表的な成分を紹介しています。

こちらでは、育毛剤に含まれる各成分の効果について解説しています。

育毛剤の成分で薄毛に期待される効果

こちらでは、育毛剤に含まれる成分が持っている具体的な効果についてまとめていきたいと思います。どのようなメカニズムで育毛効果が発揮されているのかを知り、より効果的に育毛ケアを行うための一助として頂ければ幸いです。

頭皮の血行促進

育毛剤に含まれる代表的成分の1つに、血行促進剤が挙げられます。髪の毛が生えるためには、毛根にある毛母細胞が分裂し、増殖を繰り返していく必要があります。しかし、薄毛が進行している方の頭皮では毛細血管の機能が低下しており、毛母細胞が分裂するために必要な血液供給が不充分になっているのです。

そこで、育毛ケアにあたっては毛細血管の拡張、血流の改善を行い、毛根への血液供給を促進しなければなりません。血液が供給されていれば、毛根への栄養補給はもちろん、老廃物を除去することにも繋がるため、毛母細胞が活発に分裂するようになるのです。

この血行促進作用を持つ成分としてはミノキシジル、塩化カルプロニウム、トコフェロール(ビタミンE)、センブリエキスなどが知られています。

抜け毛の原因となる男性ホルモンの拮抗作用

一部の例外を除けば、壮年期の脱毛症は基本的に男性特有の悩みです。このことからも、薄毛の主な原因に男性ホルモンが挙げられることは間違い有りません。具体的には男性ホルモンの一種—テストステロンが細胞内の5αリダクターゼという物質によってジヒドロテストステロン(DHT)へと変換されることが根本原因。

そこで、女性ホルモン様作用の成分によって男性ホルモンと拮抗させる、あるいは5αリダクターゼの生成を阻害してジヒドロテストステロンの発生を抑える…といった方法で育毛ケアを行うことが可能になります。

男性ホルモン拮抗作用を持つ成分としてはスピロノラクトンやホップエキス、5αリダクターゼ阻害作用を持つ育毛成分としてはフィナステリド、エストラジオールなどが有名。

髪を作る細胞への栄養補給

毛の成長を促すためには、毛母細胞への栄養補給が不可欠です。髪の毛も体で作られる組織の一部ですから、充分な栄養が必要なのは自明といえます。実際、ビタミン類が極端に不足すると脱毛が発生しますので、栄養不足が薄毛の原因になることは間違いないでしょう。

このような理由から、ビタミンなどの栄養、毛母細胞の状態を整える生薬成分などを配合した育毛剤が多く存在しています。

代表成分としては、ビタミンA、ビタミンB類、ミネラル、オウゴンエキス、オトギリソウエキスなどが知られています。

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