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手の乾燥の原因とケア方法

更新日:2018.02.28
公開日:2015.01.30
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この記事の監修者
スキンケア大学参画ドクター

冷たい水や外気に触れる手は、身体の中で最も乾燥しやすいパーツの一つ。乾燥が進むと、「ささくれ」や「ひび」「あかぎれ」などの手荒れの症状が現れます。ドクターによる監修のもと、これらの症状を和らげるためのケア方法を紹介します。

こまめな保湿ケア

家事や仕事など日常生活において、私たちの手は数々の刺激にさらされています。また、外気や紫外線といった自然現象が与える影響も大きく、多くの人が手の乾燥に悩まされていることでしょう。ここでは、乾燥による手荒れを防ぐ方法や、荒れた手のケアについてご紹介します。

手が乾燥しやすい理由とは?

身体の中で最も水に触れる機会が多いパーツといえば、「手」に他なりません。そもそも手のひらには皮脂腺が少なく、皮膚の表面を覆う皮脂膜が作られにくい環境。そのうえ、料理や洗濯、手洗いなどで水に触れれば、わずかな皮脂膜は簡単に流されてしまいます。肌は無防備な状態となり、水分も蒸発しやすくなるというわけです。

また、冷たい空気や水に触れた指先は、血行が悪くなりがちです。健康な肌は自ら保湿成分を作り出すことができますが、血行不良によって肌の機能が衰えると、保湿能力もダウン。「冬場は特に手の乾燥が気になる」という人が多いのは、そのためです。

手の乾燥によってもたらされる症状

手の乾燥、特に指先がカサつくと、爪周辺の皮膚がめくれ上がる「ささくれ」ができやすくなります。衣服の着脱の際に引っかかり、痛みを感じた経験のある方も多いでしょう。悪化すると化膿することもあり、注意が必要です。

さらに乾燥状態が進行すると、炎症を伴う手荒れの症状が現れます。肌の表皮が割れた状態の「ひび」、そして、ひびが進行して真皮にまで達した「あかぎれ」などが代表的です。「あかぎれ」になると傷口から血が滲み、かゆみや痛みを伴うなど、日常生活にも支障をきたします。

乾燥による手荒れの対処法

手荒れの大敵は、何と言っても水。台所仕事の際は、手が水に直接触れないようにゴム手袋をしましょう。どうしても素手で行わなくてはならない場合は、水の温度にも注意。寒い冬場はどうしてもお湯を使ってしまいがちですが、熱いお湯は皮脂膜や角質層の潤い成分まで流してしまいます。肌のバリア機能が失われないよう、ぬるま湯を使うのがポイントです。

また、水仕事の後にはハンドクリームなどでこまめに保湿ケアを。既に「ひび」や「あかぎれ」ができてしまったという人は、保湿効果の他に、肌の修復を促すビタミン類などの成分を含んだハンドクリームを選びましょう。角質層を保護し、肌内部の水分の蒸発を防ぐ効果のあるワセリンも重宝します。

その他、乾燥肌対策に有効なアイテムとしては「乾燥肌の症状を和らげてくれる漢方」や「シアバターの正しい使い方と注意点」をご参照ください。

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