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痛風

痛風とアルコールの関係

更新日:2016/12/09 公開日:2015/01/28

澤田彰史先生

この記事の監修ドクター

東京警察病院 医師

澤田彰史先生

この病気・症状の初診に向いている科
内科

ビールには、プリン体が多いので、痛風の原因になりやすいという話をよく耳にしますね。でも、プリン体が少ないアルコールなら、飲んでも構わないのかというと、そういうわけではありません。そこで今回は、痛風とアルコールの関係をご紹介していきます。

アルコール

ビールさえ飲まなければ大丈夫?

ビールには、プリン体がたくさん含まれているので、痛風の人は控えたほうがいいということは、皆さんも、すでにご存知かもしれません。確かにビールは、ほかのアルコール飲料に比べてプリン体が多く、しかもアルコールは、ほかの食べ物に比べて吸収が早いので、尿酸に変わるスピードが早いという特徴があります。

ですので、他のお酒にすれば大丈夫なのかというと、残念ながらそういうわけでもないのです。

アルコールが尿酸値を上げる理由

痛風は、体内に尿酸が増えすぎることで起こる病気ですが、ビールに限らず、アルコールは、尿酸値を上げる危険因子です。その理由は2つあります。

1つ目は、アルコールが肝臓で解毒されるときに、尿酸のもとになる「ATP(アデノシン三リン酸)」という物質が利用され、尿酸の生成が促されてしまうこと。そして2つ目は、このときにつくられる「乳酸」によって、尿酸が尿とともに排泄されるのが阻害されてしまうということです。

つまり、アルコールを飲むと、体内でつくられる尿酸が増えるのに、それが排泄されにくくなってしまうのです。また、アルコールには利尿作用があるので、水分の排泄量が増え、血液中の尿酸が濃縮されてしまうというデメリットもあります。

お酒を飲むなら適量に

高尿酸血症や痛風の人は、禁酒をするのがベストです。しかし、お酒が大好きな人にとっては、一滴も飲んではいけないとなると、ストレスが溜まって過食に走ったりして、かえって尿酸値を上げてしまう可能性もあります。そこで、どうしてもお酒をやめられないという人は、お酒の適量を守り、飲み過ぎないようにしましょう。

アルコールの1日の適量は、純アルコール量で20g程度とされており、ビールなら500ml(中びん1本)、日本酒なら180ml(1合)、焼酎なら120ml(2/3合)、ワインは180ml(グラス1杯半)、ウイスキー・ブランデーなら60ml(ダブル1杯)程度がこれに該当します。また、週に2日は「休肝日」をつくり、肝臓を休ませることも大切です。

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