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頑固な便秘の原因と解消法

便秘がひどい!頑固な便秘の原因とは

更新日:2018/04/19 公開日:2015/03/31

コッツフォード 良枝 先生

この記事の監修ドクター

コッツフォード 良枝 先生

便秘は、年齢を問わず多くの人が抱えているトラブルのひとつで、特に女性に多いといわれます。原因によってさまざまなタイプに分かれますが、解消法はそれぞれで異なります。便秘を解消するためにも、まずは種類とその原因について知りましょう。

便秘の種類によって異なる原因

理想的な排便は、小さめのバナナ状の便が毎日出ることとされていますが、2~3日に1度であっても、定期的に健康的な排便があれば便秘ではありません。逆に、毎日排便があっても、少量であったり、コロコロとした硬い便である場合は便秘と言えます。1週間以上便通がない場合は、頑固な便秘と言っていいでしょう。

便秘は大きく「器質性便秘」と「機能性便秘」に分けられ、それぞれで原因が異なります。

「器質性便秘」とは、大腸がんや腸閉塞、腸捻転(ちょうねんてん:大腸がねじれること)などの病気によって引き起こされる便秘のことです。血便、激しい腹痛、嘔吐などをともなう場合も多く、たかが便秘と放置すると命に関わることもあります。こうした症状が出た場合は、直ちに病院に行きましょう。この便秘の場合は、腸管穿孔(ちょうかんせんこう:腸管に穴が開くこと)の恐れがあるので、下剤の使用は厳禁です。

次に「機能能性便秘」には、以下の3種類があります。

弛緩性便秘

大腸の運動が低下し、便を体外に送り出すためのぜん動運動が十分に行われないために起こります。大腸内に便が長くとどまることで水分が吸収されすぎてしまい、便が硬くなってしまうのです。日本人にもっとも多いタイプで、腹筋が弱い女性や高齢者に多く発生します。運動不足、水分不足、腸内環境の悪化、腹筋力の低下、極端なダイエット、加齢によるぜん動運動の低下などが、主な要因となります。

痙攣(けいれん)性便秘

大腸が過度に緊張することにより起こります。腸管が緊張しすぎて痙攣(けいれん)したような状態となり、便がうまく運ばれなくなります。ウサギのフンのようなコロコロとした便が特徴で、便秘と下痢を交互に起こす、下腹部が痛むなどの症状がよくみられます。ストレスや自律神経の乱れが原因とされています。

直腸性便秘

直腸に便が停滞している便秘のことです。大腸には問題がなく、肛門付近の問題によりうまく排便ができなくなっている状態です。日常的に便意を我慢することが引き金となって起こります。通常、便が直腸に到達すると排便反射が起こりますが、日頃から排便を我慢していると、このセンサーが鈍感になり便意を感じなくなってしまうのです。排便時に強い痛みがある、便が非常に太く硬くなるなどの特徴もあります。このタイプは大腸には問題がないので、ぜん動運動を促す効果がある便秘薬を飲むと下痢をしてしまいます。注意してください。

女性に便秘が多いわけ

女性に便秘ぎみの人が多いのには、身体的な特性と生活習慣が関係していると考えられています。

この原因としては女性ホルモンのひとつである「黄体ホルモン」の影響があげられます。黄体ホルモンは身体に水分や塩分を溜め込むように指示を出すため、便の水分が吸収されやすくなってしまうのです。このホルモンには妊娠時、流産しないように子宮筋の収縮を抑制する働きもあるため、その影響で大腸のぜん動運動が低下しやすくなります。妊娠初期や生理前に便秘になりやすいのは、この時期に黄体ホルモンが多く分泌されるためなのです。

生活習慣としては、運動不足や過度なダイエットなどがあげられます。食事量を減らすと食物繊維や水分、脂肪分など便の素が減ってしまうため、ぜん動運動に影響が出ます。また、朝食やランチを抜くなどして食生活が不規則になることも、便秘をもたらす原因とされています。さらに、恥ずかしいなどの理由で便意を我慢してしまうことが習慣になったり、旅行や引っ越しなどによる環境の変化や仕事でのストレスを感じやすいことも、頑固な便秘を引き起こす誘因となります。

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