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お尻の出来物の種類と病院での治療方法

更新日:2017.12.13
公開日:2015.03.31
ドクター画像
この記事の監修者
松林景一美容クリニック天神 院長 松林景一

お尻には汗や皮脂がたまりやすいため、体の中でも出来物ができやすい部位です。とはいえ、デリケートな悩みであることから、なかなか人に聞けず、病院にも行きにくいものですよね。そこで、お尻の出来物の種類と治療方法について、ドクター監修の記事で詳しくお伝えします。

お尻に出来物ができると、座ったり立ったりするたびに違和感があるなど、日常生活に支障が出てしまいます。早めに治すためにも、お尻の出来物の種類とそれに合った治療方法を把握し、正しい対策を施しましょう。種類別の治療方法をご紹介します。

お尻の出来物の種類と病院で行う治療法

お尻の出来物は、種類によって治療法が異なります。代表的な出来物の主な治療法を見ていきましょう。

ニキビ

ニキビの主な治療法には、「イオン導入」「レーザー治療」「ニキビ注射」「ピーリング」「治療薬」があります。ニキビの種類や状態によって、適切な方法を選びましょう。

イオン導入
高濃度ビタミンCローションを患部に塗った後、施術する場所に微弱な電流を流してビタミンCを肌の真皮まで浸透させることで、解消を目指します。ビタミンCには、抗酸化作用や免疫力を高める作用があるため、毛穴の入り口が酸化した状態である「黒ニキビ」や、悪化して炎症を起こした「赤ニキビ」、色素沈着を起こしたニキビ跡に効果的です。
レーザー治療
ニキビにレーザーを照射して、炎症部分を殺菌します。「赤ニキビ」や、化膿して膿が出始める「黄ニキビ」のほか、ニキビ跡の赤みや凹凸に有効です。鎮静作用もあるため、ニキビの出来にくい肌をつくる効果もあります。
ニキビ注射
「赤ニキビ」や「黄ニキビ」が1か所だけにできた場合に効果的です。症状によって、プラセンタ注射かオゾン注射を使い分けます。プラセンタには抗酸化作用により炎症を抑える効果があり、オゾンには抗酸化作用の他、殺菌作用もあります。
ピーリング
古くなった角質を溶かし、表皮の細胞を活性化することで新陳代謝のサイクルを正常に戻す効果があります。ピーリング剤を塗布し、3~5分おいた後、拭き取ります。「白ニキビ」(初期段階のニキビ)、「黒ニキビ」、「赤ニキビ」、「黄ニキビ」、色素沈着したニキビ跡、ニキビ跡の赤みなど、どの段階の症状にも効果があります。
治療薬
外用薬と内服薬があります。主成分には、ニキビの悪化を予防する効果がある「ビタミンA誘導体」や、抗炎症作用を持つ「トラネキサム酸」などが使用されることが多いです。ドクターの診察を受け、ニキビの種類や症状に合った治療薬を処方してもらいましょう。

毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)

毛穴に角質がつまることで発生するブツブツです。肌の色そのままで、触るとザラザラしているのが特徴です。治療には、肌を深部から入れ替え完治させる方法と肌のターンオーバーを整えることで改善させる方法があります。毛が出てくるときの刺激で悪化することがあるため、脱毛という選択肢もあります。

レーザー
肌に、ごく小さい孔を作って刺激することで、肌を深部から入れ替えます。一般的に、1か月に3~5回行うことでツルツルの肌になるとされています。
ダーマローラー
極細の医療用の針がたくさんついたローラーを肌の上で転がし、肌に小さな穴をたくさん開けます。その刺激によって肌を入れ替え、症状を改善させます。
ピーリング
肌表面の古い角質を取る方法です。肌の細胞が活性化され、ターンオーバー(新陳代謝のサイクル)が正常になることでブツブツが改善されます。
塗り薬(トレチノインなど)
肌のターンオーバーを早める働きがあります。肌の角質が柔らかくなることで、ブツブツの改善が期待できます。

粉瘤(ふんりゅう)

皮膚が皮膚の中に埋まって袋を形成する疾患です。良性の腫瘍で、「おでき」とも呼ばれます。袋の中にはアカがたまっており、放っておくとどんどん大きくなったり、膿むこともあります。完全に摘出するには手術により切除しなければなりません。皮膚に小さい切り口を入れ、袋の周囲から剥がしていきます。その後、できるだけ破らないよう注意しながら袋を切除します。

お尻の出来物がなかなか治らない場合は、専門医の診断を受け、出来物の種類と症状の重さに合った適切な治療を施してもらいましょう。

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