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副鼻腔炎(蓄膿症)

副鼻腔炎(蓄膿症)による鼻のにおい・口臭の原因と対処法

更新日:2018/05/15 公開日:2015/07/30

この病気・症状の初診に向いている科
耳鼻咽喉科

副鼻腔炎(蓄膿症)による症状の代表格に、イヤなにおいがあります。自分自身も、周りの人にも不快な思いさせてしまうにおいは、早く解消したいもの。ドクター監修のもと、副鼻腔炎(蓄膿症)によるにおいの原因と対処法について解説します。

副鼻腔炎(蓄膿症)は、老若男女の誰もに発症の可能性がある病気です。よく見られる症状に鼻のイヤなにおいがありますが、実は口臭の原因にもなることをご存知でしょうか?副鼻腔炎(蓄膿症)による鼻のにおいと口臭の原因、対処法について解説します。

副鼻腔炎(蓄膿症)で鼻や口がにおうって本当?

一般的に蓄膿症と呼ばれる症状は、正式には「副鼻腔炎」と呼ばれる病気です。風邪やインフルエンザなどのウイルス、花粉症などのアレルギー症状が誘因となって、鼻の粘膜から副鼻腔にかけて細菌感染を起こし、副鼻腔が炎症を起こした状態です。これが悪化して膿がたまると、いわゆる蓄膿症と呼ばれる状態となります。

膿が鼻水に混じると、鼻のあたりにイヤなにおいがしたり、鼻水が喉にたれてしまう後鼻漏(こうびろう)という症状が出ることで、口もにおうようになります。

においの原因は?

においの原因は、大きく分けて2つあります。

まずあげられるのが、膿によるにおいです。鼻水は、鼻腔内から分泌された粘液と、血液からの滲出液(しんしゅつえき)などの水分が混ざってできています。ウイルスや細菌、花粉など、体に害となるものが鼻に入ってくると、そうした異物を外に流し出そうと、鼻粘膜にある血管が広がって鼻水が分泌されます。副鼻腔炎になると鼻水が大量に出るのは、このように鼻が細菌などを排除しようとしているからで、いわば生体の正常な働きなのです。

初期の症状では、鼻水はサラサラとしていますが、症状が進むと黄色っぽく粘り気のあるものに変わっていき、さらには緑がかった色に変化する場合もあります。これは、炎症が進むことで粘膜が腫れて鼻腔と副鼻腔をつなぐ部分がふさがり、副鼻腔に膿がたまって鼻水に膿が混じるためです。この膿が、においを発生させる“もと”となります。副鼻腔にある膿自体がにおって口臭のように感じられることもあれば、鼻水が喉にたれる後鼻漏(こうびろう)により、喉のあたりから膿混じりの鼻水がにおいを発することもあります。

もうひとつが、口呼吸が原因となって起こる口臭です。これは、膿からのにおい以上に多いとされています。副鼻腔炎(蓄膿症)によって鼻がつまると、口で呼吸せざるを得なくなり、口が常に開いている状態になります。すると、口の中はだ液が少なくなり、慢性的に乾いた状態となります。だ液には、食物の消化を促進したり、口腔内の細菌が増えるのを防いだりする役割があるため、これが減ると、口の中に残った食べカスなどが菌の働きで発酵し、イヤなにおいを発するようになるのです。また、口の中の細菌が繁殖しやすくなることから、虫歯や歯周病にもなりやすくなり、これが口臭につながる場合もあります。

においの対処法

副鼻腔炎(蓄膿症)によるイヤなにおいを根本的に治すには、副鼻腔炎(蓄膿症)を治療するしかありません。多くの場合、鼻洗浄などで膿を洗い流し、抗菌薬などの処方薬を服用することで症状は改善します。ただし、症状が進行して「鼻たけ」と呼ばれるポリープができてしまったり、もともと鼻の形状に異常がある場合は、手術が必要となることもあります。また、まれに虫歯や歯周病が原因となって副鼻腔炎(蓄膿症)を発症しているケースもあり、こうした場合は、原因となっている病気を治療することが先決となります。

口の乾燥が原因となっている口臭を防ぐためには、常に水を持ち歩き、こまめに水分補給をして口内を潤すことが大切です。ガムをかんだり、梅干しやレモンなど、だ液の分泌を促す食べ物を摂るのも効果的です。

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