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顔の赤みの原因と治療法

ニキビによる肌の赤みを治す・消す方法

更新日:2017/10/19 公開日:2015/04/30

肌の赤みはさまざまな原因によって引き起こされますが、「赤ニキビ」や「ニキビ跡」がその原因となっているケースもあります。ここでは、赤ニキビとニキビ跡による肌の赤みのメカニズムや治療法などを紹介します。

ニキビにより肌が赤くなる原因

ニキビは、皮脂や古い角質が毛穴に詰まることで起こりますが、すぐに肌が赤くなるわけではありません。最初のうちは、「白ニキビ」といって、毛穴に詰まった皮脂が白く盛り上がって見えているだけの状態です。この白ニキビが悪化すると、毛穴に詰まっていた皮脂が押し上げられ、毛穴が開いてきます。そして、空気に触れて酸化した皮脂が黒ずむと、「黒ニキビ」になります。

さらに悪化すると、詰まった皮脂を栄養源にして、皮膚の常在菌である「アクネ菌」が増殖。これにより炎症が起こりニキビやその周辺の肌が赤くなります。これが「赤ニキビ」です。ここまで来ると、ニキビの炎症がひいても赤みだけが残り、赤いニキビ跡になってしまうことがよくあります。ニキビ跡は時間とともに自然に薄くなりますが、完全に消えるまでにはかなりの時間がかかります。

ニキビの赤みを治すには、まずニキビの治療から

赤くなったニキビに対して、赤みだけをとることはできません。その理由は、ニキビそのものが赤くなっているためで、赤みをとるためにはニキビを治療することが必要です。そのため、最初の目標は赤みを抑えるのではなく、ニキビを治療することが目標になります。

赤くなったニキビ跡の治療方法

ニキビが赤くなっているということは炎症を起こしている状態です。この炎症をともなったニキビに対する治療として、様々な外用薬が有効です。アクネ菌に対する感受性のある抗菌薬(クリンダマイシン、ナジフロキサシン、オゼノキサシン)を含有する外用薬が推奨されます。

また、アダパレンや過酸化ベンゾイル含有のニキビ用外用薬も効果が期待できます。これらはいずれもニキビの原因となる毛穴のつまりを防ぐ効果があります。加えてアダパレンは抗炎症作用、過酸化ベンゾイルは抗酸化作用によりアクネ菌に対する抗菌作用を有しています。炎症が高度で化膿している赤ニキビに対して、炎症や化膿を抑えることを目的として抗生物質が処方されます。用いられる抗生物質にはさまざまな種類が存在し、飲み薬(服用薬)や塗り薬(外用薬)があります。

治療によりニキビが落ち着いてきたときの赤み

ニキビの治療によって、ニキビが落ち着いたり、減ったりしてくると赤みも少しずつ治まってきます。この、いわゆるニキビ跡の赤みは、そのままニキビ治療を続けながら、自然に赤みが引いていくのを待つことがベストです。また、赤みを持ったニキビやニキビ跡に対して、ビタミンC誘導体というビタミンC成分を塗ることも手段のひとつです。

ビタミンCには、美白効果や皮脂の分泌を抑制する効果があるものの、肌に浸透しにくいことや成分が不安定で壊れやすい性質があります。その性質の弱い部分を補うために改良し、肌に直接浸透しやすくしたのがビタミンC誘導体という成分です。ビタミンC誘導体の使用に際しては、同成分にもいくつかの種類があること、より肌に届きやすいようにイオン導入という手法を用いるクリニックもあります。ビタミンC誘導体を使った治療イオン導入は保険適用外になり、効果も個人差が大きいので実際に行うかは医師と十分相談した上で検討しましょう。

レーザー治療の効果について

ニキビやニキビ跡の治療に医療レーザーを用いた治療方法があります。レーザーの種類はニキビの状態によって、さまざまです。美容皮膚科ではニキビ以外でもレーザー治療は多用されるため、治療効果が高いイメージもあるかもしれません。しかし、ニキビ治療においてレーザー治療は補助的に行われるもので、根本的な改善ではありません。また、保険適用外であること、効果にも個人差がありますので、治療を受ける際は医師と十分相談の上検討してください。

ニキビができているときの注意点

ニキビができているときは、日常生活の中で、次のことに気をつけましょう。

十分に睡眠をとる

睡眠不足は、ホルモンバランスを乱したり、肌の免疫力を低下させたりして、ニキビを悪化させます。毎日、最低でも6時間以上は睡眠時間を確保するようにしましょう。

食生活を見直す

ニキビ改善のためには、栄養バランスのとれた食生活を送るのが基本ですが、皮脂の分泌を抑制するビタミンB2、B6、C、血行を促進して肌の新陳代謝をよくするビタミンEは、特に積極的に摂取しましょう。これらは果物や緑黄色野菜、青魚類に多く含まれます。また、便秘もニキビを悪化させるので、食物繊維も意識して摂るとよいでしょう。反対に、脂質や糖質の多い食べ物、刺激の強いものは、皮脂の分泌を促進することにつながるので控えめにします。

正しいスキンケア

ニキビができているときは、何もつけないほど治りが早くなると思う人もいるかもしれませんが、肌の乾燥もニキビを悪化させる要因になるので、化粧品での保湿ケアはしっかり行いましょう。ただし、油分が多い化粧品は肌の毛穴をふさいでしまい、ニキビを悪化させたり、新たなニキビを発生させるリスクがあるため、水分と油分のバランスがとれた化粧品を選ぶようにしましょう。

ニキビをつぶさない

ニキビができていると、つい気になって触りたくなる方も多いでしょう。しかし、触ったり、つぶしたりといった行為は細菌感染の原因になり、ニキビが悪化したり、痕が残ったりしやすくなります。むやみに触らず、スキンケアの際にも誤ってつぶしてしまわないように、注意しましょう。

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