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加齢黄斑変性

加齢黄斑変性とルテインの関係

更新日:2016/12/09 公開日:2015/06/30

池上正人先生

この記事の監修ドクター

たんぽぽ眼科 院長

池上正人先生

この病気・症状の初診に向いている科
眼科

網膜の「黄斑部(おうはんぶ)」に障害が起こり、視力低下などを招く「加齢黄斑変性」。その予防や改善には、「ルテイン」という栄養成分が効果的だといわれています。その理由は、ルテインは黄斑部にも存在する成分だからです。そこで今回は、加齢黄斑変性とルテインの関係をお話していきます。

近頃、日本人にも急増しているといわれている「加齢黄斑変性」の予防や改善には、「ルテイン」という栄養成分が効果的だといわれています。そこで今回は、加齢黄斑変性とルテインの関係についてご紹介していきます。

加齢黄斑変性に効果的とされるルテインとは

加齢黄斑変性とは、老化によって、目の網膜にある「黄斑部(おうはんぶ)」という部分に障害が起こることで、視野の中心が歪んで見えたり、黒ずんで見えたりする病気です。その予防や改善には、「ルテイン」が役立つといわれています。アメリカで行われた調査によると、1日約6gのルテインを摂取し続けたグループは、ほとんど摂取しなかったグループに比べて、加齢黄斑変性の発症リスクが約43%も低くなったという報告もあるようです。

ルテインは、「カロテノイド」のひとつで、緑黄色野菜や卵黄などに含まれる黄色の色素成分です。人間の体内にも存在しますが、特に黄斑に多いといわれています。

加齢黄斑変性を招く要因に、太陽光などに含まれる「青色光(ブルーライト)」があります。青色光は、可視光線の中でも光の波長が特に短く、エネルギーが強力なので、目の一番奥にある網膜にまで届きます。そして、細胞や血管を酸化させる活性酸素を発生させ、黄斑の変性を促してしまうのです。

黄斑に存在するルテインには、黄斑の色素濃度を高めて、この青色光をブロックするといういわば、「天然のサングラス」のような役割があります。またルテインには、強い抗酸化力もあるので、発生した活性酸素を除去するのにも役立ちます。

ただし、ルテインは体の中に存在しているものの、体内でつくり出すことができません。そのため、黄斑のルテインを増やすためには、食べ物などから摂取する必要があります。

ルテインの効果的な摂取方法

ルテインを含む食材は、ほうれん草やブロッコリー、キャベツ、レタス、かぼちゃ、にんじんなどの緑黄色野菜や卵黄などです。ルテインは油分に溶けやすい脂溶性の成分なので、油脂と一緒にとると、小腸での吸収率が高まります。炒めものにしたり、油を使ったドレッシングで和えたりするとよいでしょう。

ルテインの1日の摂取目安は、6mg程度が望ましいとされています。しかし、この量を摂取するためには、ほうれん草なら4株以上、にんじんなら10本程度は食べる必要があり、食事だけで摂取するのは、簡単なことではありません。ですから、体内のルテインを増やし、加齢黄斑変性の予防の一つとして、手軽にとれるサプリメントを利用するのもオススメです。

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