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ノロウイルス

ノロウイルスに感染したら?正しい対応と治療法

更新日:2017/03/22 公開日:2015/07/31

ノロウイルスに感染した際、正しい対応がとれるかとれないかで、その後の経過に差が生じます。ドクター監修のもと感染した場合の具体的な対処法と治療法について解説します。早急に正しい対応をして、早期回復を目指しましょう。

ノロウイルスに特効薬や予防薬はいまのところない

多くの感染性胃腸炎と同様に、残念ながらノロウイルスに有効とされる薬や予防ワクチンは開発されていません。そのうえで有効とされているのが「対症療法」です。

「対症療法」とは、原因となるウイルスや菌を直接攻撃する治療ではなく、それらによって引き起こされる「症状」を緩和・治癒させる治療のことを指します。

どのような対症療法が行われている?

一般的には「安静にし、ウイルスの排出とともに症状が緩和されるのを待つ」ことです。また、場合によっては、ウイルスによって引き起こされた吐き気などの症状を薬で治療することもあります。自力で水分を摂ることができ、腹痛がそれほどひどくないのであれば、他人との接触を避け、水分補給をしながら安静にしましょう。

しかし、下痢による脱水症状が進んでいる、もしくは、飲んでも吐いてしまう場合には、点滴により水分を補うことが必要です。こういった場合には、必ず医療機関を受診してください。症状がひどく、辛くてどうしようもない場合には、吐き気を抑える薬、胃腸を整える薬などを使用することもあります。その際は、医師・薬剤師の指示に従うようにしましょう。

治療中に気をつけるべきこと

ノロウイルスの治療には、なんといっても水分補給が重要です。症状が悪化すると、下痢や嘔吐による脱水症状を引き起こす恐れがあるため、怠らないように意識しましょう。脱水症状とは身体から水分とナトリウムなどの塩分が失われた状態です。めまいや頭痛、吐き気、意識障害など様々な症状を引き起こす危険性があります。特に、体力のない乳幼児や高齢者は注意が必要です。また、水分補給はウイルスを体外へ排出する効果があり、症状の緩和に直接的につながります。

使用する飲料は、経口補水液(Oral Rehydration Solution: ORS)がオススメです。常温、または人肌程度に温めて飲むことで、胃腸への負担を抑えることができます。水やお茶では体液が薄まってしまい、スポーツ飲料には多くの糖が含まれているので、多量に摂取するとペットボトル症候群(急性の糖尿病)に陥る危険性があります。

また、前述しましたが、飲んでも吐いてしまうなど、自力で水分補給が出来ない場合には、医療機関で適切な手当を受けるようにするとよいでしょう。点滴による水分補給で症状がかなり楽になることも多くあります。

尚、下痢の症状が辛い場合、一刻も早く止めるために、止瀉薬(下痢止め薬)の使用を考える方も多いと思いますが、そういった薬は使用するべきでないとする専門家の意見があります。特に感染初期では、ウイルスの排泄が重要になります。無理に下痢を止めてしまうことによって、ウイルスが腸管内に溜め込み、症状の回復を遅らせてしまうこともあるのです。止瀉薬を使用する際は、自己判断で使用せず、必ずかかりつけの医師に相談しましょう。

万が一ノロウイルスにかかってしまっても、誤った行動をとらなければ回復も早くなります。こまめに水分補給をし、安静にすることで症状の緩和を待ちましょう。いち早く治せるよう、今回紹介したことを実践してみてください。

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