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コラーゲン配合化粧水の美容効果と正しい選び方

更新日:2018.03.02
公開日:2015.09.16
ドクター画像
この記事の監修者
四谷三丁目皮膚科 院長 山田美奈

化粧水の役割は、肌に水分を与えることではなく、水溶性の成分を届けることです。美肌効果を高めるためには、コラーゲン配合の化粧水をどのように活用すればよいのか、ドクター監修のもと、そのポイントなどを記載していきます。

コラーゲン配合の化粧水といっても、種類はさまざま。毛穴の引き締めや保湿など、どんな目的で使用するかによって、選び方が変わってくるのです。ここでは化粧水の役割やコラーゲンの性質などを知り、自身に最適なスキンケアを学んでいきましょう。

化粧水の役割|美白・潤い・ハリを保つなど

肌が乾燥しがちな場合、できるだけ水分を与えようと考えがちですが、この時に注意したいのが、“水分を与える”のではなく“水溶性の美容成分”を肌に届けることを意識することです。保湿をするために化粧水を購入するときは、この“水溶性の保湿成分”を配合したものを選ぶのがおすすめです。

ひとえに化粧水といっても、美白効果、毛穴対策効果、肌の引き締め効果など配合成分によって効果はさまざまです。これらの化粧水には、いずれもそれぞれの効果が期待できる“水溶性の美容成分”が配合されているのです。

コラーゲン配合化粧水の効果と選び方

美容製品のパッケージなどに記載されている“コラーゲン配合”。これらのほとんどは水溶性コラーゲンです。化粧水にも水溶性コラーゲンが配合されているものが多く出回っていますが、一般的なコラーゲンは分子量が大きいため、残念ながら皮下組織の角質層までは浸透しません。しかし、肌表面の保湿効果は期待できます。これは、コラーゲンには、化粧水などの水分が蒸発したあとも、肌に高分子の膜を張って水分を逃さず保湿する効果があるからです。分子量が高いコラーゲンは、角質層まで浸透しませんが、分子量が500ダルトン以下の低分子コラーゲンが配合されている化粧水などは、角質層まで浸透し、肌内部からの保湿効果も期待できます。

ただし、パッケージなどに分子量が記載されていても、コラーゲンがどの程度の割合で配合されているかはわかりません。また、大きな効果が期待できるほどの成分を、安全に直接肌から浸透させることができるのか、という根本的な問題もあげられます。

このようなことから、コラーゲン配合の化粧水を選ぶのであれば、肌内部からの保湿やコラーゲンを補うよりも、肌表面からの保湿効果を目的とする方がおすすめです。さらに保湿効果を求める場合は、化粧水ではなく、コラーゲン配合の濃度の高い美容液を使用しましょう。

最近では、コラーゲン配合化粧水に美容液の役割を担っているものもあるので、目的や用途に合わせて使用しましょう。

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