「コラーゲン配合のクリーム」と聞くと肌に潤いを与えてくれそうなイメージがありますが、実際はどのような効果があるのでしょうか?
クリームの役割|保湿・美容成分を閉じ込める
スキンケアの最後に使うことが多いクリームは、化粧水や美容液で補った保湿成分や美容成分を閉じ込める「フタ」の役割をしています。クリームも乳液も、肌の潤いを逃がさないように油分でフタをするという点は同じですので、テクスチャーや肌質によってどちらかお好みのものを選びましょう。
日頃から乾燥が気になっている方や、しっかりフタをしたい方はクリームを。ベタつきなどが気になる方は乳液がオススメです。ただし、クリームもきちんと肌になじませることでベタつきを防ぐことができます。
また、最近では「クリームでフタをする」は古いという説もあります。これは、化粧水や美容液だけでセラミドなどの細胞間脂質や皮脂膜を補える保湿が十分にできている、という前提の話です。もともと皮脂が少ない乾燥肌の方や、水性の保湿成分だけを配合したアイテムをお使いの方は、クリームなどで油分を補うことがオススメです。ご自身の肌タイプに適したアイテム選びを行ってください。
美肌に役立つ?コラーゲン配合クリームの効果や選び方
多くのクリームには、コラーゲンが配合されています。「コラーゲン配合」と聞くと、肌の真皮層にあるコラーゲンも増えてピチピチの肌になれるのでは?と大きな期待をしてしまう人もいるかもしれません。しかし、化粧品に配合されているコラーゲンは、ヒアルロン酸やセラミドと同じように、あくまでも優秀な「保湿成分」として配合されているのです。
コラーゲンは、肌の表面に留まることで保湿効果を発揮し、水分をしっかり抱えることで、肌の表面をふっくらなめらかに整える効果を期待できます。また、しっかり潤っている肌は紫外線などのダメージを和らげることができるので、結果としてエイジングケアにも効果的と言えるでしょう。
ただし、一口にコラーゲンといっても、種類や質、配合量、技術力によって効果は異なります。例えば、天然の海洋性コラーゲン、Ⅲ型コラーゲン(ベビーコラーゲン)、低分子コラーゲンなど「どんなコラーゲンが配合されているのか?」を基準に選ぶこともひとつの方法です。
また、クリームの多くはコラーゲン以外の美容成分もたくさん含まれていることが多いです。コラーゲンだけにとらわれず「そのクリームが肌にどんな働きをもたらしてくれるのか?」などの目的に合っているのか、テクスチャー、香り、使用感などが自分に合っているか、などをポイントに選ぶのもいいでしょう。
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