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四十肩・五十肩

四十肩・五十肩のヒアルロン酸注射・ステロイド注射治療について

更新日:2016/12/09 公開日:2015/08/12

この病気・症状の初診に向いている科
整形外科

四十肩・五十肩の治療に用いられる「ヒアルロン酸注射」と「ステロイド注射」について、ドクター監修の記事で詳しくお伝えします。肩関節の痛みを軽減する効果が期待できる理由と注意点を把握しておきましょう。

四十肩と五十肩の治療では、「ヒアルロン酸注射」や「ステロイド注射」が使われるのが一般的です。肩関節の痛みが生じる部位にヒアルロン酸やステロイド剤を注射すると、痛みを軽減できる可能性が高いという理由からです。

ここでは、「ヒアルロン酸注射」と「ステロイド注射」が四十肩・五十肩の治療にどのように役立つのかお伝えします。

肩関節の動きをスムーズにするための「ヒアルロン酸注射」

関節やその近くにある滑液胞には、ヒアルロン酸を含む関節液や滑液があります。この関節液には軟骨同士の摩耗や腱のこすれを防ぐ潤滑油の働きと、衝撃をやわらげるクッションとしての役割があるのです。

しかし、体内にあるヒアルロン酸は加齢にともない減少するという性質があります。関節液に含まれるヒアルロン酸も同様です。関節液内のヒアルロン酸が減少するとともに性質が変化して潤滑油やクッションとしての働きが衰えて、痛みを感じるようになってしまうのです。

そこで、関節液内の成分に近いヒアルロン酸を補給注入することで正常な状態に戻す治療が有効となります。関節や滑液包で潤滑油的な役割をしているヒアルロン酸を補うと、関節や腱の動きがなめらかになり、痛みを軽減する効果が期待できるというわけです。

ヒアルロン酸が減少していて四十肩や五十肩の症状が重い場合には、定期的にヒアルロン注射を続けていくことが有効とされています。

炎症をおさえて痛みをやわらげるための「ステロイド注射」

ステロイド関節内注射は、うずくような痛みがある場合や、関節に水がたまっている状態のときに炎症をおさえる目的で使用されます。

炎症をおさえる効果を期待できるステロイド注射は、四十肩や五十肩の急性期に起こる激しい痛みを一時的にやわらげるのに適していると言えるでしょう。

ただし、副作用に注意が必要です。ステロイド剤により、肩関節の軟骨や周囲の腱組織が弱まる恐れがあるからです。

特に、糖尿病の方は、肩の骨が溶けたり化膿性関節炎を引き起こしたりする可能性があるので注意してください。ほかにも、緑内障・心疾患・肺疾患・腎疾患の場合も合併症に気をつけましょう。

また、ステロイド注射は何度も打つことができません。ステロイド注射を1度打ったあとは、ヒアルロン酸注射に切り替えるのが一般的です。

このように注意すべき点が多いので、ステロイド剤注射の使用に関して熟知している整形外科専門医を選ぶようにしましょう。

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