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二日酔い

二日酔い時の運動はOK?NG?

更新日:2016/12/09 公開日:2015/09/30

丸茂恒二先生

この記事の監修ドクター

丸茂医院 院長

丸茂恒二先生

二日酔いの朝、辛い症状をできるだけ早く解消したいからと運動して汗をかく人もいるようです。二日酔い時に運動をすることは、本当に症状の解消、軽減につながるのでしょうか。ドクター監修のもと、二日酔い時の運動について詳しく解説していきます。

頭痛や吐き気、ほてりといった症状を引き起こす二日酔い。この不調を解消するために、不快感を押し切ってまでジョギングなどの運動をするという人も少なくないようです。しかし、二日酔いを起こしている時に運動をしてもよいのでしょうか。ここでは、二日酔いの際の運動について詳しく解説します。

運動して汗をかけば二日酔いは治る!は間違い?

運動でアルコールは排出されない

二日酔いの症状を引き起こす要因にはさまざまなものがありますが、そのひとつに強い毒性を持つアセトアルデヒドの作用があります。アセトアルデヒドはアルコールが肝臓で代謝される際に作られる物質で、いわば飲酒の副産物です。

このアセトアルデヒドやアルコールを汗で排出しようと、二日酔い時に運動を行う人もいますが、これは大きな間違い。なぜなら、汗を排出する汗腺にはアルコールやアセトアルデヒドを出す機能が備わっていないため、いくら汗をかいたところで血中のアルコールやアセトアルデヒドの濃度が下がることはないのです。

二日酔い時の運動による脱水症状の危険性

二日酔い時の運動は、二日酔いを解消する効果が期待できないどころか、汗をかくことで体内の水分が減少し、脱水症状を引き起こす危険性を高めてしまいます。

それでなくとも、二日酔いを起こしているときの身体は水分が不足している状態。アルコールには利尿作用があり、口から摂取した水分以上の尿を体外へ排出します。そのため、飲酒後の体内は水分量が減少し、脱水状態になっているのです。そして、脱水は二日酔いの症状を引き起こす原因のひとつ。脱水状態になると脳も脱水状態になり、脳髄液が減少します。それによる脳への圧力の変化が、二日酔いで起こる吐き気や頭痛の原因になると考えられています。脱水状態の時に汗で体内の水分を失うということは、状態をより悪化させてしまうだけでなく、二日酔いの症状をも悪化させ、治りにくくなってしまう可能性も高まります。

飲酒直後の運動もNG

二日酔いの症状が出ているとき同様、飲酒直後の運動もおすすめできません。飲酒直後は血液中のアルコール濃度が高くなっています。このようなときに運動や入浴で血行が促されると、アルコールを含んだ血液が筋肉に分散されてしまい、アルコールを分解する内臓へ集められず、アルコールの代謝スピードが低下してしまいます。つまり、アルコールの分解が遅れ、いつまでも二日酔いの症状を引きずってしまうことになりかねないのです。

また、飲酒後の運動で血液の流れをよくなると、酔いが早く回り、平衡感覚が乱れ、予期せぬ事故につながる可能性もあります。

飲酒直後は無理をせず、運動は控えるようにしましょう。

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