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爪が割れやすいのは栄養不足のサイン?

更新日:2018.10.31
公開日:2015.09.30
ドクター画像
この記事の監修者
千春皮フ科クリニック 院長 渡邊千春

爪が割れやすくなったと思ったら、体調も不調になったことはありませんか?その爪割れの原因は、栄養不足のサインかもしれません。爪の割れやすさと栄養不足について、ドクター監修の記事で詳しくお伝えします。

爪の割れやデコボコなど、さまざまな爪トラブルの陰には、栄養不足が関係していることがあります。ここでは、栄養不足が引き起す爪トラブルや、爪が割れやすいときに不足している栄養素などについて紹介していきます。

栄養不足が引き起す爪のトラブル

爪が割れやすくなったり、表面がデコボコしたり、または2枚爪など、爪のトラブルはさまざまですが、たかが爪と思って見過ごしていませんか? それも立派な体の異常のひとつです。

爪は、皮膚が角質化したもので、ケラチンというタンパク質が主成分です。体の栄養状態や、血流・代謝の状態がよくないと、肌トラブルが起こるように、爪にも影響が現れます。とくに、爪は身体の末端にあるので、不摂生な生活をしていると栄養が行き届きにくく、その影響が顕著に現れてしまいます。

爪が割れやすいときに不足している栄養素は?

爪の状態によって、不足している栄養素がわかります。

たとえば、乾燥して爪が割れやすいのは、「ビタミンA」不足。そんなとき摂取するとよいのは、ビタミンAが豊富なニンジン・にら・ほうれん草などの緑黄色野菜です。また、牛乳・乳製品・小魚類などの「カルシウム」なども一緒に摂取すると、弱った爪を丈夫にしていきます。

そのほか、爪の状態からわかる栄養不足

爪割れのほかにも、さまざまな爪トラブルから不足している栄養素を見ていきましょう。

爪がもろく、うねりが出る

「ビタミンB1・B2・B6・B12」「葉酸」「ナイアシン」「パントテン酸」などが不足しています。まず、すべての栄養素が含まれるのはレバーです。レバーを意識的に食べるようにすると、爪のもろさを改善するのに効果的。さらに、納豆などの大豆製品、卵、乳製品などもおすすめです。

爪が反り返る

スプーンのように爪が反り返っている場合、鉄分が不足しています。レバーや赤身の肉、卵、貝類、大豆製品、海藻類などを積極的に摂りましょう。

爪に白い点がでる

爪の表面にポツポツした白い点ができる場合、「亜鉛」が不足しています。牡蠣やうなぎ、牛もも肉、チーズ、豚や鶏レバー、大豆、豆腐、そば、ゴマ、緑茶、ナッツなどを摂るようにするとよいでしょう。

乾燥と黒ずみ

爪が異常に乾燥して黒ずむ場合、「ビタミンB12」不足が考えられます。しじみや牡蠣などの貝類、豚や鶏レバー、サンマやいわしなどの青魚、たらこなどを摂取しましょう。

ささくれ

ささくれは、爪自体というより爪周辺の皮膚トラブルになります。一番に皮膚の主成分である、「タンパク質」不足が考えられます。まずは、肉類や魚類、卵・大豆製品・乳製品などの良質のタンパク質を摂るようにしましょう。

タンパク質をつくる際に助ける役割をする「葉酸」も大事な栄養素です。レバーや豆類、ほうれん草・ブロッコリー・春菊・グリーンアスパラなど緑黄色野菜も、合わせて摂るとよいでしょう。

さらに、アセロラや赤ピーマン、いちご・みかん・柿・キウイなどの果物に含まれる「ビタミンC」を多く摂取すると、皮膚を美しく保ってくれます。

爪は「健康のバロメーター」と呼ばれるほど、大事なところです。爪トラブルが生じたら、上記を参考に不足している栄養素を補ってください。そして、普段から健康状態を知るためにも、よく爪をチェックしておくとよいですよ。

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