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喘息

飲酒後に発作が!アルコール誘発喘息とは

更新日:2016/12/09 公開日:2015/10/28

この病気・症状の初診に向いている科
呼吸器科

アルコール誘発喘息とは、お酒を飲むと喘息発作がでることを指します。日本人の喘息患者に多いといわれていますが、その理由や治療法をドクター監修のもと解説します。

喘息の主な原因は、アレルギーによるものです。アレルゲンはダニやほこり、特定の食品などさまざまですが、アルコールを摂取することで喘息になることもあります。ここでは、アルコールと喘息の関係について、また摂取の注意点や治療法について紹介します。

アルコール誘発喘息の特徴

喘息を持っている人がお酒を飲むと、喘息発作が出ることがあります。これを「アルコール誘発喘息」といい、喘息発作の誘因でもっとも多い風邪の次に多いといわれています。

症状は、一般的な喘息症状と同じで、主に咳や痰、「ゼーゼー」「ヒューヒュー」といった喘鳴(ぜんめい)、多呼吸などがあります。

アルコール誘発喘息の診断基準は、アルコールを含む飲料を飲むことで、喘息発作が起きるかどうかです。また、アルコール飲用負荷試験を行うことで判断することもできます。

アルコール誘発喘息のメカニズム

アルコールは、肝臓で代謝されアセトアルデヒドという物質へと変化します。アセトアルデヒドは、二日酔いを引き起こす原因のひとつですが、これが肥満細胞を刺激してヒスタミンの放出を促します。ヒスタミンが分泌されることで、気道が狭くなり、喘息発作が発症するのです。ヒスタミンは、喘息発作以外にじんましんや、花粉症のときにでる鼻水などの症状も引き起こします。日本人が、アルコール誘発喘息が多い理由として、このアセトアルデヒドを分解する酵素が少ないからといわれています。

すべてのアルコールが誘発原因になるわけではありません。麦アレルギーを持っている人はビール、米のアレルギーの人は日本酒に反応する、と言った具合に人によって反応するアルコールの種類は変わります。ただし、アルコールは発酵しているので、特定の原材料にアレルギーがあっても、アルコールになった状態では反応しない場合もあります。

また、酵母は真菌なので、カビアレルギーをもっている人も注意してください。

アルコール誘発喘息の治療法

アルコールを飲むことで喘息発作が起きる場合は、まずはアルコール類を摂取しないことが基本です。飲料だけでなく、食べ物にもアルコールは含まれているので、味噌やみりん、醤油などの調味料や加工食品にも注意しましょう。

アルコール誘発喘息が起きてしまったら、通常の喘息治療と同様、ヒスタミンを抑えるために、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬を使ったり、ステロイドを吸入したりすることも効果的です。

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