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喘息

喘息の検査にはどんなものがあるの?

更新日:2017/02/09 公開日:2015/10/28

この病気・症状の初診に向いている科
呼吸器科

喘息の検査は「本当に喘息であるかどうか」「喘息の程度を調べる」「喘息の原因や病型を調べる」の3つの観点をもとに検査し、気道過敏性試験や血液検査(RAST法)なども行います。ドクター監修のもと、喘息の検査について説明します。

喘息の初診は誰でも緊張するもの。「採血をするのかな?」「レントゲンを撮るのかな?」と不安になる人もいると思います。ここでは、喘息の検査の流れについてご紹介します。

喘息とは

喘息の正式名称は気管支喘息と言います。子供に多いイメージがありますが、大人(成人)の喘息も多く、子供の喘息患者が人口の約7%であるのに対して、大人の喘息も約3~4%を占めています。

大人の喘息は40~50歳を超えて発症するケースが多いようです。まれに80歳を超えてから発症することもあります。

気管支喘息の原因の多くは、ダニやハウスダストなどのアレルギーが原因です。他にも過労やストレス、運動、喫煙、排気ガスなどから発症する場合もあります。また喫煙者が発症するケースも多く、肺気腫などの併発により喘息が重症化するおそれもあります。

一般的な喘息の症状

喘息は、呼吸が困難になる病気です。息をすると「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という喘鳴(ぜんめい)が生ずることが特徴です。呼吸が苦しく、横になるほうがつらいときもあります。身体を起こして少し前傾姿勢のほうが楽である起座呼吸などの喘息症状が見られることも。また、夜中や朝方には喘息症状が出ますが、昼間は全く発作が起きない喘息もあります。

ほかにも、走ったり激しい運動の後に息苦しさを感じたり、夜間や早朝に咳が頻発したり、胸やのどに違和感をおぼえた場合は一度病院を受診することをおすすめします。

小児喘息の症状は

子供が発症する小児喘息も「ゼーゼー」「ヒューヒュー」などの喘鳴(ぜんめい)が起こります。激しい咳や粘り気のある痰(たん)、息苦しさなどを訴える場合もあります。痰が出ずに激しい咳だけが出る場合、風邪だと思って喘息の発見が遅くなることもあるので注意が必要です。詳しくは、『小児喘息の原因と特徴的な症状とは』をご覧ください。

乳児(1歳未満の子供)の喘息症状は

小児喘息のなかでも1歳未満の乳児に起きる喘息を「乳児喘息」と呼ぶことがあります。咳が激しく、嘔吐することがある、「ゼーゼー」「ヒューヒュー」などの喘鳴(ぜんめい)がはっきりしている、頬(ほお)や小鼻がぴくぴく動くような呼吸、シーソー呼吸、チアノーゼ症状などが見られます。詳しくは『この症状がでたら危険?乳児(1歳未満の子ども)の喘息発作症状』をご覧ください。

喘息の検査は、大きく3つに分類

本当に喘息であるかどうかを調べる

  • 胸部レントゲン写真
  • 呼吸機能検査(スパイロメーター)
  • 喀痰(かくたん)検査

胸部レントゲン写真を用いて、がん・結核など重大な病気、さらにはレントゲンでわかる病気も含めて喘息であるかどうかを調べます。ほかにも、呼吸時の空気量を測定して、呼吸の能力を調べる呼吸機能検査(スパイロメーター)などで診察します。また、咽頭に絡まった痰から好酸球の数を調べる喀痰(かくたん)検査を用いることもあります。

スパイロメーターを使った検査について詳しくは、『肺機能検査(スパイロメーター)とは』をご覧ください。

喘息の程度を調べる

  • 気道過敏性試験(アストグラフ)
  • 喘息になると、色々な刺激に気管支が敏感に収縮します。その程度を調べるために、薬を吸入し、気道の過敏性をチェックする気道過敏性試験(アストグラフ)を用います。

喘息の原因や病型を調べる

  • 血液検査(RAST法/MAST法)
  • アレルゲン吸入テスト
  • 皮膚反応テスト

血液検査をすることで、どのアレルゲンに対して反応が起きているかを検査します。血液中のIgE抗体値を測定し、アレルギー反応の起こる物質を絞り込むRAST法と、一度で26種類ものアレルギーについて検査できるMAST法の2種類があります。

アレルギー性喘息が疑われる場合は、アレルゲン吸入テストをします。検査の方法は、実際に疑わしいアレルゲンを吸入し、発作の有無を確認。発作が起これば、アレルギー性喘息であると判断します。また、疑いのあるアレルゲンのエキスを皮膚につけ、かゆみや腫れの反応をみる皮膚反応テストもあります。

喘息の検査の流れ

問診を行い、気管支など身体の状態を診察します。喘息の特徴的な症状が現れている場合、診断は難しくありません。しかし、日中に病院で診察をするとき、ほとんど喘息症状が見られないために、診断が難しいこともあります。

<喘息検査の流れ>

  1. 問診:症状など伺います
  2. 呼吸機能検査:気道が狭くなっていないか調べます
  3. 気道過敏性の検査:気管支が敏感に収縮する程度を調べます
  4. 気道炎症の有無の確認:好酸球数の数値を見て、気道の炎症状態を確認します
  5. 類似疾患の懸念を排除:喘息症状と類似している疾患の可能性を除外するために検査を行います

喘息の類似症状に関しては、『喘息の症状と対処法、症状の似た病気とは』で解説していますのでご覧ください。

上記の他にも、患者自身に喘息の自覚がない場合には、アレルギー検査や胸部のレントゲン検査を行うこともあります。

喘息は咳などの症状が続く病気ですが、風邪と錯覚し、喘息であることに気づきにくいという現状もあります。また、風邪薬で症状をしのごうとして、喘息をこじらせてしまうこともあります。激しい咳や息苦しさ、発作などを感じた場合は、喘息であることを疑って早めに検査を受けることをおすすめします。

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