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若年性特発性関節炎(若年性関節リウマチ)とは?

更新日:2018/06/21 公開日:2015/11/30

この病気・症状の初診に向いている科
整形外科

関節リウマチは、子供でも発症します。早期の診断・治療が重要となる若年性特発性関節炎(若年性関節リウマチ)は、どういう病気なのでしょうか。ドクター監修のもと、若年性特発性関節炎の症状とその治療法について解説します。

関節の病気というと、中高年に発症しやすいというイメージを持つ方も多いかもしれません。しかし、16歳未満の子供にも発症する若年性特発性関節炎というものもあります。

小児期に起こるまれな病気

若年性特発性関節炎は16歳未満の子供たちに発症する慢性関節炎です。発症率は年間で10万人に約1人と極めてまれな病気です。
以前は「若年性関節リウマチ」と呼ばれていましたが、現在は「若年性特発性関節炎(JIA)」と世界的に統一されています。原因は不明とはされているものの、遺伝的な影響、免疫作用、環境暴露が関係しているといわれています。

若年性特発性関節炎の治療では、薬物治療やリハビリなどの理学療法が行われます。現状では長期間の治療が必要になりますが、薬物治療の進歩により成人同様、関節変形の進行をほぼ止めることが可能になりました。 

病型別にみる特徴・症状

若年性特発性関節炎の病型は、大きく「全身型」と「関節型」に分類されます。それとは別に、なにかしらの病気での合併で二次的に起こる慢性関節炎は「症候性慢性関節炎」に分類されます。「関節型」はさらにその中で「小関節型」と「多関節型」に分けられます。これらの病型によって、特徴や症状にも違いが見られます。

全身型

関節炎のほか、1日のうちで高熱と微熱を繰り返す弛張熱(しちょうねつ)や、高熱のときに現れる発疹(リウマトイド疹)が主な症状です。そのほかにリンパの腫れやのどの痛み、胸膜炎、肝臓や脾臓(ひぞう)が肥大する肝脾腫などの症状が現れることがあります。関節炎はそれほど目立たず、全身症状が強いのが特徴です。発症の男女比率はおよそ半々で、特に3歳と8歳のときに発症率が高まります。

関節型

関節炎が6週間以上持続します。小さな子供の場合は関節炎をうったえないこともありますが、朝起きた後、痛みによってすぐに体を動かすことができないなど、こわばりが見られたら注意が必要です。
発症して6か月以内に見られる関節炎が4か所以下である場合は「小関節型」、5か所以上に及ぶ場合は「多関節型」に分類されます。また、関節型は10歳以上の女児に多いとされています。多関節型は成人の関節リウマチとほぼ同じ病態です。

子供が若年性特発性関節炎になったら

若年性特発性関節炎は、早期の診断・治療が重要となるため、子供に気になる症状が見られたら、早めに小児科や整形外科を受診することが大切です。
若年性特発性関節炎と診断された場合、子供に重いものを持たせない、正座をさせないなど、関節に負担がかからないように家庭で気をつけてあげましょう。
痛みやだるさをうったえているときは、無理をせず休ませてあげることも大切です。
そのためにも、子供が小学生以上である場合は、学校側にも理解してもらえるようきちんと説明しておくとよいでしょう。

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