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高血圧

高血圧が腎臓に与える合併症

更新日:2017/10/10 公開日:2016/01/05

高血圧と密接に関わりのある臓器のひとつに腎臓があります。血圧が高い状態が長く続いていると腎臓にどのような影響が出るのか、また、それによってどういった病気が引き起こされるのかを詳しく紹介していきます。

血圧が高い状態が続くと、体にさまざまな支障が出てきます。ここでは、高血圧による腎臓への影響を解説します。

高血圧と「切っても切れない関係」の腎臓、その大切な働きとは

高血圧と密接な関連性がある腎臓。腎臓は背中側の腰骨の上あたりに左右にひとつずつある握りこぶし大の臓器です。主に尿を作りそれを体外に排出する働きをしています。

腎臓に流れ込んだ大量の血液は、糸球体でろ過されて原尿になり、尿細管の中を通っていきます。尿細管は、原尿の中から必要な物質や水を再吸収して体に戻し、不要な物質や老廃物を尿の中に捨てる役割を持っています。実際には、尿のうちの約99%は体内に再吸収され、尿として体外に排出されるのはわずか1%ほどです。

また、体にとって過剰となったナトリウムを排泄したり、電解質の調整をしたりしています。電解質のバランスを保つことは、血圧の調整につながります。

高血圧と腎臓機能の低下

腎臓の機能が失われると一体どうなるのでしょうか。

代表的なのが、塩分量の調節ができなくなるために現れる「むくみ」です。腎臓の働きが正常であれば、ある程度多く塩分をとっても尿として排出されますが、腎臓が悪い人が塩分を多くとると、体内に水分が溜まり、足やまぶたにむくみが出ます。

また、血液量が増えるために血圧が上がり、高血圧になります。高血圧によって血管がダメージを受けると、動脈硬化を生じ、脳卒中や心筋梗塞を引き起こす可能性が高くなります。腎臓でカリウムが排出できなくなると、血液中のカリウム値が上昇します。これにより、不整脈がみられるようになります。

なお、人間の血液のphは常に7.4程度に保たれていますが、これは腎臓と呼吸の働きによるもので、血液のphが一定でないと細胞は活動できません。腎臓が悪くなると、排泄されるはずの物質が血液や細胞内に留まり、細胞がうまく働けなくなります。その結果、吐き気や食欲、集中力の低下、疲れやすいなどの症状が出てきます。

血圧と腎臓疾患の関係は?

腎臓の働きが悪くなると、体内の余分な水分と塩分の排泄ができなくなり、血液量が増加して血圧が上がります。血圧の上昇によってさらに腎臓への負担が増え、ますます腎臓の機能は低下します。

高血圧が起因する腎臓の合併症とは

腎臓が悪くなる原因はさまざまですが、腎臓のはたらきが正常時の30%以下程度にまで落ちてしまう腎不全を発症させる原因を以下で紹介します。

  • 糖尿病性腎症
  • 慢性糸球体腎炎
  • 腎硬化症

上記の3大原因の中で高血圧が重大な要因になるのが「腎硬化症」です。高血圧が長期間続くことで腎臓の血管に動脈硬化が起こり、腎臓への血液量が減ってしまうことで引き起こされます。腎硬化症には、病気の進行が遅い良性腎硬化症と、急速に症状が悪化する悪性腎硬化症があります。

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