生理とデリケートゾーンのケア
ナプキンとタンポンはどう違うの?その使い分け方
更新日:2017/06/14 公開日:2015/11/30
この記事の監修ドクター
スキンケア大学参画ドクター
生理用のナプキンとタンポンは、それぞれどのような特徴があるのでしょうか。違いを理解して、上手に使い分けられるようにしておきましょう。
ナプキンの特性
生理用ナプキンは数多く出回っており、さまざまなサイズや形、厚みのものがそろっています。その種類は90種類以上ともいわれているほどです。
生理開始から2日目と4日目では経血量が違いますし、運動などで身体を動かす日やトイレに頻繁に行けない日など、状況に応じてナプキンを使い分けることができます。
経血量が多いときには夜用タイプ、それほど多くないときにはアウターにひびきにくいようにスリムタイプを使うなど工夫するとよいでしょう。
また、使用感も製品ごとに異なります。生理用ナプキンは、デリケートな部位に直接ふれるものです。表面にどのような素材が用いられているかによって、肌触りが大きく変わってきます。
ふんわりとしたやわらかな肌触りをしているだけでなく、ムレにくいサラッとしたつけ心地のものがおすすめです。さらに、吸収力もすぐれているタイプだと安心して使用できるでしょう。
タンポンの特性
生理用ナプキンは体の外に出された経血を吸収しますが、外に出る前に直接吸収してしまうのがタンポンです。膣(ちつ)の中にタンポンを入れることで、経血が外に流れ出るのを防ぎます。
経血は空気にふれることで独特のにおいを発するのですが、タンポンをつけていると気になるにおいをおさえることができるという利点があります。また、膣内に装着するため、生理時の入浴や水泳で経血が流れ出す心配がありません。
タンポンは脱脂綿やレーヨン綿が筒状に圧縮されたもので、これが経血を吸い取る吸収体となっています。大きさは、レギュラーサイズで直径1cm前後、長さは4~5cmほどです。
吸収体には取り出し用のヒモが付いているので、使用後はこのヒモを引っ張って膣から抜きます。
ナプキンとタンポンを上手に使い分けるコツ
生理用ナプキンは改良し続けられており、使い心地もかなり向上してきています。パッケージもおしゃれなものが増えてきました。
しかし、ナプキン使用時にはやはり多少の不快感はあるものです。経血量の多い日には、漏れの心配もあるでしょう。そのような不安な気持ちを解消するためにタンポンを使っているという方もいるようです。さらに、タンポンは持ち運びやすいサイズなので、トイレに持っていきやすいというメリットもあります。
生理開始2日目など経血量が多いときには、ナプキンとタンポンを併用しているという声も聞かれます。両方使うことにより、シーンに合わせて漏れを気にすることなく、活動的に過ごせるようです。
ナプキンとタンポンそれぞれの特性を理解したうえで、生活スタイルや経血量などを考慮して使い分けるとよいでしょう。
あわせて読みたい
生理とデリケートゾーンのケア
-
女性の生理中のきつい臭いの原因|本当の経血は無臭?
-
使い方間違っている?タンポンを入れると痛い原因と正しい使い方
-
洗い方は?取り出す頻度は?月経カップの正しい使い方
-
プールは大丈夫?タンポンが使えるのはこんなとき
-
タンポン初心者が知っておくべき基礎知識・注意点
-
布ナプキンが生理痛の緩和にもいいって本当?
-
生理中、膣が痛いのはなぜ?
-
生理時のきついにおいの原因と対処方法について
-
生理が終わりかけの時の臭いや茶色い血液が出る原因と対策方法
-
新しい種類も!進化を続ける生理用品
-
知ってる?布ナプキンの正しい使い方とその魅力
-
ナプキンかぶれを放っておくと危険!効果的な薬と正しいケア方法
-
生理ナプキンの正しい使い方と起こりうるトラブル・対処法
-
生理中の臭いの原因と対処方法でのデリケートゾーンケア
-
生理中・生理前後のデリケートゾーンのお手入れ方法
-
生理の終わりかけの臭いや茶色の経血は病気が原因?正しいケア方法
-
実は生理用品が原因かも!生理中のデリケートゾーンの肌トラブル
-
生理の悩みがこれで解消!?月経血コントロールとは
-
生理中の黒い血って大丈夫?経血の色や量がいつもと違う原因と対処法
-
生理の経血(出血)量が少ない原因と知っておきたい対処法
-
カンジダは生理中に再発しやすい?その原因と対処法
-
おまたがかゆいのはナプキンのつけ方に問題あり?
-
かんたんチェック
デリケートゾーンの老化度、ゆるみ度セルフチェック
-
かんたんチェック
魅惑の膣美人度チェック
-
-
-
-