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椎間板ヘルニア

腰のヘルニアなのに足に痛みやしびれが生じる理由

更新日:2017/03/21 公開日:2016/01/26

この病気・症状の初診に向いている科
整形外科

腰のヘルニアが原因で足に痛みやしびれが現れる仕組みについて、ドクター監修の記事でお伝えします。ヘルニアが発症する場所によって、痛みやしびれといった症状の現れ方が異なることを理解しておくとよいでしょう。

腰のヘルニアが原因で足に痛みやしびれが現れる仕組みについて、ドクター監修の記事でお伝えします。ヘルニアが発症する場所によって、痛みやしびれといった症状の現れ方が異なることを理解しておくとよいでしょう。

腰のヘルニアだからといって症状が現れるのは腰痛だけとは限りません。

腰椎椎間板ヘルニアで足に痛みやしびれが生じる理由

そもそも椎間板ヘルニアとは?

椎間板とは、脊椎を構成する椎骨と椎骨の間でクッションのような役割をし、腰がスムーズに動くようサポートしている組織です。構造は、中心部にゼリー状の髄核(ずいかく)があり、その周りを線維輪(せんいりん)という組織が囲んでいます。この椎間板の一部が膨隆(ぼうりゅう)したり、髄核が飛び出したりする症状を「椎間板ヘルニア」と言い、腰椎(腰の部位にある椎骨)の間にある椎間板に起こったものを「腰椎椎間板ヘルニア」と言います。

なぜ腰以外に症状が出るのか

腰部には5つの腰椎と仙骨が縦に並んでおり、骨と骨の間にはクッションの役割を果たしている椎間板があります。そして、腰椎には椎間板の後ろに沿うように脊柱管(せきちゅうかん)というトンネルがあり、その中を通っている脊髄(せきずい)や馬尾神経はおしりや足につながっています。

椎間板は中央に水分を多く含むゲル状の物質から成る髄核(ずいかく)と、その外側に何層にも重なるコラーゲン線維から成る線維輪(せんいりん)とで構成されています。加齢の影響で椎間板が変性し、線維輪の弾性が低くなると、亀裂が入り、髄核が脊柱管の方に押し出されてしまいます。これによって、おしりや足につながる神経が刺激された状態が椎間板ヘルニアです。このように、おしりや足につながる神経のどこかに異常が生じると、それを痛みやしびれとして認識されるというわけです。

ヘルニアの場所によって症状に違いがある

5つの腰椎は上から順に「第1腰椎」「第2腰椎」…と名付けられており、1番下にある仙骨(仙椎)に繋がっています。そして、椎間板の高位によって下肢への症状の現れ方が異なってきます。上位の腰椎でヘルニアが起こることは稀で、多くのヘルニアが下位腰椎で起こります。

たとえば第4腰椎と第5腰椎の間にある椎間板にヘルニアが起こると、おしりから太ももの横側とひざの下あたり、すねに痛みやしびれが生じます。親指に力が入りにくくなったり、足首が上がらなくなったりすることもあります。また、第5腰椎と仙椎の間にある椎間板にヘルニアが起こると、おしりの中心あたりや太ももの裏側、ふくらはぎ、かかと、足の裏、足の小指に痛みやしびれが生じます。

しかしこれらの症状はあくまでも一般的な症状の例であり、腰椎椎間板ヘルニアでも足に症状が現れない人もいますし、痛みやしびれの場所はあくまでも目安にすぎません。また、ヘルニアの状態により症状の現れ方も変化していくため、腰痛や下肢痛は必ずしもいつも同じ症状であるとは限りません。

椎間板ヘルニアに手術は必要?

椎椎間板ヘルニアは保存療法だけで症状が改善するケースがほとんどです。しかし、保存療法を2~3か月続けても効果が得られない場合や痛みの程度がひどい場合、痛みの発作が繰り返される場合などは手術を考える必要があるでしょう。

腰椎椎間板ヘルニアの手術には、「Love法」や「顕微鏡下椎間板切除術」、「内視鏡下椎間板切除術」などがあります。

どれも背中の皮膚を切開し、椎間板から飛び出した髄核(ずいかく)や線維輪(せんいりん)を摘出する方法です。

腰椎椎間板ヘルニアの手術方法については、『腰椎椎間板ヘルニアの治療手術療法について』をご覧ください。

椎間板ヘルニアの予防法

腰椎椎間板ヘルニアは、治療して症状がなくなったと思っても再発する可能性があります。毎日の生活のなかで行っている動きや姿勢などが原因となって再発を引き起こすので、十分に注意しなければなりません。

長時間同じ姿勢でい続けることや、体重の増えすぎに気をつけるなどしてください。詳しい予防法は、『腰椎椎間板ヘルニア再発予防のために気をつけるべきこととは』にてご紹介しています。

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