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椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニアに効果的なコルセットの使い方

更新日:2017/02/20 公開日:2016/02/03

この病気・症状の初診に向いている科
整形外科

腰椎椎間板ヘルニアの痛みを軽減するのに効果的だとされるコルセットについて、ドクター監修の記事でお伝えします。コルセットの効果を得るためには適切な使い方をすることが大切です。不適切な使い方は症状を悪化させる可能性があります。

腰椎椎間板ヘルニアにともなう症状で腰痛がある人は、コルセットを上手に活用すると痛みを軽減できることがあります。

腰椎椎間板ヘルニアとは

椎間板とは、椎骨と椎骨の間でクッションのような役割を担っています。椎間板はお饅頭のような作りで、中心部は「髄核(ずいかく)」と呼ばれるあんこにあたるゼリー状の組織があります。その周囲を、皮にあたる「線維輪(せんいりん)」が囲んでいます。

椎間板の一部(髄核や線維輪)が膨らんだり、髄核が線維輪を突き破って飛び出したりしてしまったものを「椎間板ヘルニア」と呼びます。

これが腰椎の間の椎間板で起こったものが腰椎椎間板ヘルニアです。

膨隆(ぼうりゅう:ふくらむこと)した椎間板や飛び出した髄核が、神経根や馬尾神経を圧迫することで、腰痛や脚のしびれや痛み、排尿排便障害、間欠性跛行(かんけつせいはこう)などの症状が現れることがあります。また、線維輪の断裂が腰痛を引き起こすこともあります。

無症状の場合には、特に治療の必要はありませんが、症状がある場合は早めに病院で検査・治療することをおすすめします。

コルセットの効果

コルセットは、お腹の圧(腹腔内圧)を高めたり、背骨(腰椎)の周りの筋肉の負荷を減らしたり、背骨の動きを制限することなどにより、腰椎を安定させる効果が期待できます。特に腰痛の急性期には効果が期待できます

しかし、慢性的な腰痛患者には効果が必ずしも期待できるとは限りません。むしろ、長期にわたって使用することで筋肉の柔軟性が失われたり、多少の筋力低下を招いたりするとの報告もあり、一概に有効とは言えません。

また、腰痛とは別の症状が現れている椎間板ヘルニアの場合、効果には個人差があります。着けるとラクになるようであれば使用してもよいですが、変わりないようなら着ける必要はありません。

腰椎椎間板ヘルニアに有効なコルセットの使い方

コルセットは、腰の痛みが気になるときに着けてみるとよいでしょう。腰の痛みがひどく、歩行や起立がつらい場合、着用することで動くのがラクになることがあります。また、仕事や家事、運転など日常生活で腰に負担のかかる場合にもコルセットは有効です。

しかし、効果には個人差があるため、効果を感じない時は使用する必要はありません。コルセットを使う際は、説明書をよく読んで、正しい位置に装着し、腰の状態に適した強さで締める、といったことを理解したうえで、自分がつけて一番ラクになる位置、強さで装着するとよいでしょう。

コルセットの選び方

コルセットは大きく分けて「軟性コルセット」と「硬性コルセット」の2種類があります。軟性コルセットは一般的なタイプで、いわゆる既製品のものと、病院で処方される義肢装具士の作成するオーダーメイドのものがあります(ダーメンコルセット)。一方、硬性コルセットは安定力にすぐれており、背骨や体の動きをしっかりと固定するために金属やプラスチックが使われています。一般的には、腰椎の手術後や化膿性脊椎炎などの病気の際に作成します。

また、コルセットを選ぶ際は、ご自身で試してみて楽になるかが大切です。一般的には幅の厚いものがよいですが、苦しくなったり不具合を感じたりするようであればゴム製のものでも構いません。ご自身に合ったものを選びましょう。コルセットを着けることで腰椎椎間板ヘルニアにともなう腰痛の症状緩和に効果が期待できますが、自分に合わないものを選ぶと効果が得られないだけでなく、症状が悪化することがあります。病院などでも処方してもらえるので、整形外科を受診して自分に合ったコルセットを選んでもらうのもおすすめです。

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