スキンケア大学 ヘルスケア大学 メンズスキンケア大学

椎間板ヘルニア

首のヘルニア「頸椎椎間板ヘルニア」の原因・症状

更新日:2016/12/09 公開日:2016/02/03

この病気・症状の初診に向いている科
整形外科

首のヘルニアである「頸椎椎間板ヘルニア」が発症する仕組みと多岐にわたる症状について、ドクター監修の記事でお伝えします。首のヘルニアは脊髄と神経根を傷めるので、全身にさまざまな症状が現れるのが特徴です。

首のヘルニアである頸椎椎間板ヘルニアが起こる原因と症状についてお伝えします。

頸椎椎間板ヘルニアとは

脳からの指令を手足に伝える電線のような役割をしている神経の束を脊髄(せきずい)と言います。私たちはこの脊髄を通して、手や足を動かしたり(運動神経)、痛い・痺れる・熱いなど(知覚神経)を感じています。脊髄は脳とつながっており、背骨の中(脊柱管)に守られるように存在しています。

背骨のうち、首の部分にあるものを頚椎(けいつい)と言います。哺乳類の場合、この頸椎は7つあります。首の長いキリンでも、頸椎は7つです。上から順番に第1頚椎、第2頚椎…と名付けられています。

それぞれの頚椎の間には椎間板という軟骨があり、弾力のある椎間板は、衝撃を吸収するクッションのような役割を担っています。この椎間板が後ろに飛び出すと、脊髄や神経根が圧迫されて頸椎椎間板ヘルニアの症状があらわれます。

頸椎椎間板ヘルニアの原因

はっきりした原因は分からないことが多いですが、加齢による椎間板の変形によって飛び出すことや、猫背などの姿勢の悪さ、スポーツが原因で発症することもあるので若い人も注意が必要です。特に30~50代に多く見られる病気です。また、頚椎の脱臼など外傷が起因するものもあります。

頸椎椎間板ヘルニアの多岐にわたる症状

頸椎椎間板ヘルニアの場合、首や肩、腕への痛みやしびれ、手先を使った細かな作業がしづらくなる、力が入りづらくなる、といった神経根の障害による症状のほか、足がもつれて歩行困難になったり頻尿や残尿、尿や便意の低下、といった脊髄障害による症状も起こり得ます。

異常が起きる椎間板の場所によって脊髄や神経根に与える影響が違ってくるため、症状のでかたもさまざまなのが特徴と言えるでしょう。

主に、以下のような部位に症状が見られます。

首・肩部(痛み・肩こり・前胸部痛)

頸椎の後ろにある椎間関節に異常が生じると、首の後ろ側から背中、また胸の前あたりにかけて痛みやこり、だるさ、違和感などが現れます

腕・手(痛み・しびれ・だるさ・手のむくみ・握力低下・筋肉の萎縮・背中の痛み)

第四頸椎から下にある神経根が圧迫されると肩から手先にかけて症状がでてきます。

頭部・顔面(後頭部の痛み・目の奥の痛み・眼精疲労・目の充血・耳鳴り・めまい)

第三頸椎から上にある神経根が圧迫されると、首の後ろ側から後頭部、側頭部にかけて痛みが生じます。痛みが強くなると二次的に気分が悪くなり、吐き気をもよおすこともあるでしょう。

下半身(足のつっぱり・歩行障害・尿失禁・尿コントロール障害)

頸部にある脊髄が圧迫されると、上半身だけでなく下半身にも神経障害が現れます。

このように、頸椎椎間板ヘルニアによって起こる症状はさまざまです。重度になると日常生活に支障をきたすこともあるので、症状が進行する前に適切な治療を受けることが重要です。

頸椎椎間板ヘルニアについての関連記事

椎間板ヘルニア サブテーマ

頸椎椎間板ヘルニア 記事ランキング

fem.リサーチ