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人間ドック

人間ドックの結果の正しい見方と注意すべき数字・表記

更新日:2018/05/24 公開日:2016/01/21

この病気・症状の初診に向いている科
内科

人間ドックの結果は、数値とともに4段階で判定されています。しかし、この判定だけで判断するのではなく、数字の推移をみていくことが大切です。ここでは人間ドックの結果の正しい見方について、ドクター監修のもと、説明します。

人間ドックの結果をみていく時に注意すべき点について説明します。

人間ドックの基礎知識

まずは人間ドックがどのようなものか、健康診断との違いについてご説明します。

人間ドックとは?

人間ドックとは、船舶が点検を受ける「ドック(dock=船渠)」になぞらえた人間の体の定期検診です。特に病気や自覚症状がない段階で、さまざまな検査によって健康状態をチェックすることを目的としています。

健康診断とはどう違う?

自治体や会社で受けることのできる「健康診断」と人間ドックは、どちらも健康状態に異常がないかを調べるためのものです。しかし、いくつか異なる点があります。

健康診断
会社などの組織で受けられる健康診断は、労働安全衛生法という法律で定められた、会社が法的義務を負って行うもの。検査項目も法律で定められており、費用も会社などが全額負担をします。
自治体で受ける「特定健康診査」は、40〜74歳までの公的医療保険加入者を対象としています。
これら健康診断の検査項目は、基本的な項目のみです。
人間ドック
疾病の早期発見を目的とし、自主的に受けるもの。各施設によって設備、また検査内容によって、費用が異なります。所属している健康保険組合によっては、人間ドックにかかる費用の補助がある場合があります(補助を受けられる年齢・金額が定められています)。ひとつひとつの検査項目が詳細で、自分の体の状況に合わせて検査項目を選択できます。

健康状態の目安となる基準値

人間ドック学会は「健診判定基準ガイドライン」において、人間ドックの検査項目に基準値を定めています。これは健康である人の大部分が収まっているとされる数値です。この基準値をもとに、現在の状況を評価という形で判定がおこなわれています。

日本人間ドック学会の判定区分

  • A:異常なし
  • B:軽度異常
  • C:要経過観察・生活改善
  • D:D1要治療・D2要精検

注意してみるべき人間ドックの判定結果

人間ドックの結果を見る際に、注意しなければならないものは「要治療」、「要精密検査」と判定されている項目です。このような判定を受けている項目には何かしらの疾病が隠れていることが考えられますので、専門医へ相談することが病気の早期発見につながります。放置してしまうと、人間ドックを受けた意味がありません。結果が悪いから病気、ではなく、さまざまな要因から悪い数値が出ることもあります。そのため、健康状態を再確認するためにも「要治療」「要精密検査」と出た項目についてはきちんと再診を受けましょう。

また、「要経過観察」とされる項目については、数値の変化に留意しながら、生活習慣病に関するものであれば、日常の食生活・嗜好品(喫煙・飲酒)・運動などの生活習慣に注意しておくことで発症予防に役立てることが可能です。

年齢を重ねていくうえで注目すべきポイント

人間ドックの結果については判定だけでなく、注目すべきポイントがあります。

数値が急激に変化していないか

前回の検査と比べ、数値が急激に変化している場合は原因となる疾病の存在が疑われますので、早い段階で精密検査を受けて原因があるのかどうか調べるべきでしょう。

数値が段々と悪化していないか

数値がゆっくりと悪化している場合には生活習慣病が隠れているのかもしれません。たとえ要精密検査となっていなくても、将来の予防のために少し現在の生活を見直してみることが必要かもしれません。

不安な点がある場合は、かかりつけ医に人間ドックの結果をチェックしてもらうとよいでしょう。一度の判定だけではなく、数値の変化からわかることもありますので、定期的に継続して人間ドックを受けることは重要です。また、データは症状や病気別に整理し、身体の状態を把握するツールとして役立てましょう。

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