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バセドウ病

バセドウ病の治療で使われる薬

更新日:2018/05/24 公開日:2016/02/17

この病気・症状の初診に向いている科
甲状腺科

バセドウ病の治療は薬物療法を中心に行われています。バセドウ病の薬物療法ではどんな治療薬を使うのでしょうか。バセドウ病の治療に用いる薬の特徴をはじめ、代表的な薬と主な副作用について解説します。

バセドウ病の治療薬について主な効果と副作用などを解説します。

バセドウ病の治療に用いる薬とその効果

抗甲状腺薬が使われる

バセドウ病の治療に使う薬は、増加した甲状腺ホルモンを抑える抗甲状腺薬です。

治療は、一般的に1日3錠が基本で、重症の場合6錠となります。血中の甲状腺ホルモン値が正常化した段階で1日に1~3錠程度に減量してしばらく減量後の量を維持します。その後、順調に経過すれば1日おきに1錠まで減らし、減量しても甲状腺ホルモン値が安定していれば薬を止められることもあります。

効果の現れる時期

甲状腺ホルモンは服薬前に体内に蓄えられていた分があります。そのため、血中の甲状腺ホルモン量は抗甲状腺薬を飲み初めてもすぐには減少せず、薬の効果が現れるにはしばらく時間がかかります。

薬の効果を早めに感じられる人では、服薬開始から2~3週間で動悸などの症状が軽くなることが多いです。しかし、甲状腺腫が大きいなど症状が重い場合には効果を感じるまでに2か月以上かかる、あるいは薬が効きにくい場合もあります。

代表的な治療薬(1)メルカゾール

メルカゾールの特徴

もっとも使われる頻度が高い抗甲状腺薬で効果が確実なのがメルカゾールです。甲状腺ペルオキシターゼという酵素の働きを阻害し、甲状腺ホルモンT3、T4の合成を抑制します。

メルカゾールの服用方法

始めは多く服用し、甲状腺の機能が安定してきたら徐々に量を減らしていきます。

成人の場合で、初期の服用量は1日2~6錠(1~2回に分けて服用)、その後、効果が見えてきたら約4~12週ごとに減らし、最終的に1日1回1~2錠の服用にして様子を見ます。服用の量には個人差があるため、医師の指示に従ってください。

代表的な治療薬(2)チウラジール(プロパジール)

チウラジール(プロパジール)の特徴

一般的に多く使われるのはメルカゾールですが、妊娠初期にメルカゾールでは特異的な奇形が胎児に発症する可能性があり、チウラジールやプロパジールが適しています。チウラジールとプロパジールは、製造・販売をしている会社が異なるために名前が違いますが、同じ薬です。メルカゾールでの副作用が強い場合にもこれらの薬が使われることがあります。

メルカゾールと同じく甲状腺ペルオキシターゼの働きを阻害することで甲状腺ホルモンT3、T4の合成を抑制します。加えて、T4からT3への変換も抑える働きがあり、甲状腺ホルモンの分泌を抑えます。

チウラジール(プロパジール)の服用方法

始めは1日3~6錠、その後徐々に量を減らし、最終的に1日1~2錠を2回に分けで様子を見ます。メルカゾールと同じく、服用の量には個人差があるため、医師の指示を仰ぎましょう。

バセドウ病治療の基本となる薬物治療ですが、これらの薬を服用することで副作用が出ることもあります。服用する際は、どういった副作用が起こり得るのかを知っておくことが大切です。

副作用について、詳しくは『バセドウ病の治療薬の副作用』で解説しています。

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