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禁煙

ニコチン依存症になるプロセスと改善までの症状

更新日:2016/12/09 公開日:2016/02/09

この病気・症状の初診に向いている科
呼吸器科

何度禁煙にチャレンジしてもタバコをやめられない人は、ニコチン依存症の可能性が高いと言えます。ニコチン依存症の場合、禁煙することはできるのでしょうか。専門ドクター監修のもと、禁煙を妨げるニコチン依存症について解説します。

タバコをやめたくてもやめられないという人は、ニコチン依存症になっている可能性があります。ニコチン依存症になると、どうして禁煙できなくなるのでしょうか。禁煙の妨げになるニコチン依存症について解説します。

ニコチン依存症とは

タバコの主成分であるニコチンには、強い依存性があります。喫煙することが習慣になっていて、タバコをやめようと思ってもなかなかやめることができない人は、ニコチン依存症になっていると言えるでしょう。

喫煙によってニコチンが体内に入ると、脳に快感を生じさせるドーパミンという物質が放出されます。

ドーパミンによって快感を味わうと、またタバコを吸いたくなってつい吸ってしまうため、禁煙を継続することが難しくなります。

体がニコチンに依存しているだけではなく、食後の一服が習慣になっていたり、タバコを吸っていないと口寂しいなど、生活の中に喫煙することが加わっているだけの状態の場合は、心理的な依存もあると言えます。

タバコを吸っているすべての人がニコチン依存症というわけではありません。たまにしかタバコを吸わない人や、吸い始めたばかりの人は、ニコチン依存症の可能性が低いでしょう。ニコチン依存症かどうか気になる場合は、ニコチン依存症のチェックができるテストを受けてみましょう。

ニコチン依存症の場合、禁煙したいと強く思っても、一人で禁煙を成功させるのは至難の業です。禁煙外来を受診して、ドクターのサポートを受けながら治療を行うことが必要となります。

ニコチン依存症になる過程

どのようなメカニズムでニコチン依存症になるのか、見ていきましょう。

(1)脳には、ニコチンを受け取ると「気持ちがいい」「ストレスが発散できる」といった快感を生じる神経がある。これを二コチン受容体と呼ぶ。

(2)タバコを吸うと、ニコチンが肺から血中に入って脳に届く。

(3)ニコチン受容体がニコチンを受け取ると、脳内にドーパミンが供給され、快感をもたらし、タバコをおいしく感じるようになる。

(4)快感を覚えると、脳はさらにニコチンを摂取したくなってタバコを吸ってしまう。

(5)(2)~(4)を繰り返していくと、タバコを吸えない状況になったときにイライラするなど、ニコチンの離脱症状(禁断症状)が現れる。この状態を避けるため、またタバコを吸ってしまい、喫煙をやめられなくなる。

ニコチン切れ症状

前で見た通りニコチン依存症になるまでに人間の体の中では、いくつかの神経とのうがニコチン摂取によるドーパミンの発生で快感があることが習慣になるとニコチン依存症となりやすくなるようです。では実際にはどんな症状が出るのでしょうか?

禁煙することでみられる禁断症状には、次のようなものがあります。いずれも、ニコチンを体の中から出すために起こります。

タバコを吸いたくなる
イライラして落ち着かない
集中することができない
頭痛がする
体がだるい
強い眠気がある
眠れない
便秘になった

なかでも、「眠気」はなんらかの病気ではないかと思うほど、強い場合があります。たとえば、人と会話をしている途中にいきなり眠ってしまうということもあります。

禁断症状がおさまったとしても、タバコを吸いたい気持ちはまだまだ続くことを知っておきましょう。そこで、タバコを吸いたくなったときのために、喫煙の代わりになる行動を考えておくことをおすすめします。あめやガムを口にする、水を飲む、深呼吸をする、体操するなど、気を紛らわすことができる方法を見つけましょう。また、喫煙者が多い場所には行かない、食後の一服につながるコーヒーは控えるなど、喫煙しない生活パターン作ったり環境を改善したりして、タバコを吸いたくなる気持ちをコントロールすることが大切です。

ニコチン依存症は病気と考え、禁煙外来での治療を受けながら禁煙に取り組むことで、無理なく完全に禁煙できるでしょう。

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