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禁煙

タバコと直接関係のある病気(3)その他の病気

更新日:2016/12/09 公開日:2016/02/09

この病気・症状の初診に向いている科
呼吸器科

喫煙によって、肺やタバコの煙が直接触れる喉(のど)周辺に病気が発生しやすくなります。さらに、タバコの煙が直接触れない部位に影響が出ることもあります。専門ドクター監修のもと、肺と喉以外に発生するたばこの害について解説します。

タバコを吸うことにより、肺がんのリスクが高まったり、タバコの煙が直接刺激する喉(のど)周辺に病気が発生したりすることは予想がつきます。しかし、タバコの害は肺や喉だけではなく、その他の部位にまで及びます。喫煙によってどのような病気の発生が考えられるのか、見ていきましょう。

肺と喉以外に関係する病気と喫煙の関係

タバコの煙には、ニコチンやタールなど有害な化学物資が200種類以上も含まれており、その中には40~60種類もの発がん物質があるといわれています。そのため、タバコを吸うことによって、肺や喉(のど)だけではなく体のあらゆる部位に異常が起こります。

脳卒中や心筋梗塞などの循環器疾患

喫煙することで一酸化炭素が体内に入ると、酸素を運ぶヘモグロビンの数が減少し、酸素運搬能力が低下します。酸素が不足することによって動脈硬化が進み、脳卒中や心筋梗塞、大動脈瘤、脳血栓といった循環器系の疾患を発症するリスクが高まります。タバコを吸う女性の心筋梗塞による死亡率は、タバコを吸わない女性の約4.5倍にもなるといわれています。また、タバコを吸う本数が多いほど、心筋梗塞で死亡する確率が高くなります。

喫煙は血管を収縮させるため、動脈だけではなく静脈にも悪影響を及ぼします。静脈の代表的な病気である深部静脈血栓や閉塞性動脈硬化症のほか、男性の場合、EDになるケースもあります。勃起するためには、複雑な血管が集まっている陰茎に流入する血液の量が重要ですが、喫煙によって血管が狭くなると、勃起不全になることもあるのです。EDの男性のうち、喫煙者が80%以上というデータもあり、EDの治療を行っていてもタバコを吸うことによって治療効果が落ちることもあります。

しかし、循環器系の疾患の場合、肺がんなど他の疾患に比べ、禁煙することによって病気を発症する危険性が急速に下がることがわかっています。具体的には、禁煙してから約2年で心筋梗塞の発症リスクが喫煙者の半分にまで下がり、5年後にはタバコを吸わない人と変わらないくらいになります。

健康や美容面への悪影響

病気の発症以外にも、タバコを吸うことによって健康面や美容面へ影響が見られます。その要因として活性酸素の発生があります。タバコ1本で、100兆もの活性酸素が発生するという報告もあります。増えた活性酸素を退治するのに、体内の多くのビタミンCが消費されるため以下のような症状が出ることがあります。

吐き気や腹痛のほか耳の聞こえが悪くなる

高齢になってから難聴になる確率が高くなるといわれています。他にも、味覚や嗅覚が低下したり、白内障や骨粗鬆症になったりするケースもあります。

皮膚のくすみ、シワ、白髪など

老化が促進し、頬がこけるなど実際の年齢よりも老けて見えるようになります。

喫煙による影響は、タバコの煙が直接触れる場所だけではなく、血液の流れとともに全身に行き渡っていることがよくわかります。

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