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顎関節症

病院で行われる顎関節症の検査・治療

更新日:2018/03/08 公開日:2016/02/23

この病気・症状の初診に向いている科
矯正歯科

顎関節症の検査法と治療法について、ドクター監修の記事で解説します。病院での検査により診断される、5タイプの顎関節症についてご紹介します。また、顎関節症を治療するための病院を選ぶポイントも押さえましょう。

顎関節症の検査法や治療法についてご紹介します。

顎関節症は何科で治療可能?

治療に対する考え方などは病院や診療科、歯科医師によって異なります。

顎関節症の治療を行っている病院は、歯科医院をはじめ数多く存在しています。最近は顎関節外来を設置している大学病院も増えています。

病院を探すポイントとして、日本顎関節学会による専門医制度を利用してもよいでしょう。インターネット上で、日本顎関節学会の認定医および専門医を検索することができます。

病院で行われる顎関節症の検査法

顎関節の検査をする際には、レントゲン写真を撮影し、骨の状態をみます。顎関節をMRIで観察し、下あごと上あごの間にある関節円板の転位や変形を確認することもあります。このような検査により、顎関節症のタイプを診断します。顎関節症は、次の5つに分類されます。

顎関節I型:咀嚼筋障害(そしゃくきんしょうがい)

あごを動かすときに、咬筋(こうきん)や側頭筋(そくとうきん)、内側翼突筋という咀嚼筋(そしゃくきん)に痛みを感じる状態。画像検査では、関節円板や骨の変形は確認されません。

顎関節II型:関節包・靭帯障害

関節包や靭帯障害が主に見られます。あごを動かした際に顎関節の痛みがあるほか、触診で顎関節を圧迫した際にも痛みがある状態です。

顎関節III型:関節円板障害

関節円板に異常が見られます。MRIによって関節円板の位置に異常があるかどうかでさらに細かく分類されます。

顎関節IV型:変形性関節症

顎関節が変形した状態が画像検査で確認できます。

顎関節V型:I~IVの顎関節症に該当しないもの

あらゆる検査を行っても、I~IVのどれにも当てはまらないものです。精神的な問題や神経に関係するものから、原因不明なものが含まれます。

病院で行われる顎関節症の治療法

顎関節症の原因として、かみ合わせのほか、ストレスや咀嚼癖、姿勢、外傷の既往など、いくつも考えられるため、必要となる治療は病院で検査を受けないとわかりません。

一般的には、顎関節症の治療には外科的治療ではなく、保存的療法が行われます。代表的なのが、運動療法やマウスピースの装着です。リハビリ(運動療法)を行ったり、マウスピースを装着して、筋肉の緊張や関節への負荷を軽減していきます。

それでも症状が改善されない場合で、明らかにかみ合わせに大きな問題がある場合は、矯正治療や補綴(ほてつ)治療をすすめられることがあるでしょう。

顎関節症治療で手術が必要となるケースは極めてまれであると考えられます。保存的療法を3~6か月ほど続けても症状の改善が見られない場合、手術が検討されます。詳しくは、『顎関節症の手術による治療』をご覧ください。

気になる症状があれば医療機関を受診しましょう

あごの痛みや開口障害、関節音が気になる場合は、歯科医院や大学病院の顎関節症外来を受診しましょう。日本顎関節学会による専門医制度も一助となるはずです。

いくつかの検査を行ったうえで顎関節症のタイプの診断を受け、治療の方針を決定しましょう。

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