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胃潰瘍

胃潰瘍の検査方法は?

更新日:2018/05/25 公開日:2016/03/25

胃潰瘍かどうかを診断する場合、X線造影検査や内視鏡検査などで、病気の状態を確認します。また、胃潰瘍の原因となるピロリ菌の有無を確認する際にも検査が必要となります。それらの検査法について解説していきます。

胃潰瘍かどうかを診断する場合には検査が必要ですが、実際にはどのような検査法があるのでしょうか。

胃潰瘍の検査法(1)内視鏡検査(胃カメラ)

口または鼻から、先端にカメラが付いている管を挿入し、内部を観察する検査です。カメラで内部を直接見ることができるため、胃の粘膜の状態や潰瘍の有無などが鮮明にわかり、胃の中にできた早期のガンもX線造影検査よりも発見しやすいです。

また、潰瘍の状態を直接把握することで、病気がどのレベルまで進んでいるのかを診断することができます。内視鏡検査は、体の中に固い管を挿入するため、痛みをどうしても感じてしまいますが、局所麻酔や鎮痛剤を使うことで苦痛を軽減することができます。また、内視鏡カメラが細く、体に負担をかけずに検査ができる施設もあります。鼻からの胃カメラ(経鼻胃内視鏡検査)は口からの胃カメラに比べて嘔吐反射(オエッとする反射)が少なく楽にできることが多いです。

胃潰瘍の検査法(2)ピロリ菌の検査

ピロリ菌が胃の中にすみついているかどうかを調べる検査法には、内視鏡を使用する方法と、使用しない方法があります。まずは、内視鏡を使用しない検査法を紹介します。

尿素呼気試験法

検査薬(尿素を含む錠剤)を服用し、服用する前と服用後20分後の呼気を集めて診断する検査法です。ピロリ菌が発生するウレアーゼという酵素により尿素が分解されるかどうかを調べる検査なので、ピロリ菌がいるかいないかだけではなく、ピロリ菌除菌治療後の確認検査としても使われます。

抗体測定

採血や採尿を行い、血液中や尿中にピロリ菌に対する抗体があるかどうかを確認する検査法です。尿で調べた方が血液で調べる場合と比較して、採血にともなう針刺しの痛みがありません。

糞便中抗原測定

採便し、便のなかにピロリ菌の抗原があるかどうかを確認していきます。

続いて、内視鏡検査でピロリ菌の有無を確認する場合は、内視鏡で胃の状態を観察すると同時に胃の粘膜を採取し、(1)5〜7日間培養して調べる培養法、(2)採取した粘膜組織を染色してピロリ菌を顕微鏡で探す免疫染色法(3)試験管を用いてピロリ菌が持っている酵素(ウレアーゼ)を試薬で確認するウレアーゼ法、これらの3つの検査法いずれかで感染の有無を確認します。

これらの内視鏡検査で組織を採取して調べる方法は、採取した部位にピロリ菌がいるかしないかしか判定できません。ピロリ菌がいない部位を採取した場合、実際にはピロリ菌に感染していても、ピロリ菌陰性という結果になってしまうこともあります。

また、他のピロリ菌検査方法も直前に食事をとったり、胃酸を抑える薬を飲んでいたりすると、実際にはピロリ菌がいても「いません」と判定されてしまうことがあります。

本当にピロリ菌がいないかどうかを判定するためには、2つ以上の検査方法を組み合わせた方がより確実になります。

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