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検診・健康診断

似ているようで違う「検診」と「健診」 の意味の違いとは

更新日:2017/03/23 公開日:2016/03/25

よく耳にする「けんしん」という言葉ですが、実は検診と健診という二つの意味があります。健診と検診の違いを理解して、自分や家族の健康を守るために使い分けましょう。健康管理の基本検診と健診をドクター監修で解説します。

「けんしん」と聞いて思い浮かぶことといえば、健康診断やがん検診、婦人科検診などがあります。これらは、体を調べるという意味では同じですが、「けんしん」には「検診」と「健診」の2つがあり、目的と意味には違いがあります。

「検診」と「健診」は、似ているようで全く別の意味

簡単に説明をすると、「検診」は特定の病気について調べるもの。もう一つの「健診」は、健康診断を意味しています。どちらの「けんしん」をいつ、どこで受診すべきなのかを解説してきます。自分に照らし合わせて健康管理に役立ててください。

「検診」:特定の病気を調べるための診察・検査

検診は特定の病気にかかっているかを調べる検査です。検診の種類には、歯科検診、がん検診(胃がん・子宮頸がん・肺がん・乳がん・大腸がん)、肝炎ウイルス検診などがあります。病気には初期に症状が出にくいものがあり、定期的に検診を行うことで、早期に病気を発見して、早期に治療を行なえるようにすることが狙いです。

学校では、定期的に歯科検診が行われますし、職場によってはがん検診が受けられるところもありますが、基本的に検診を受けるには、自分で行動を起こす必要があるでしょう。地方自治体によっては、がん検診については対象者にクーポンが配布されるなどの制度もありますので、お住まいの自治体に問い合わせてみましょう。

なお、胃痛や腹痛など明らかに自覚症状がある場合は、検診ではなく、かかりつけの医師に相談して、症状に合った検査をすることになります。

「健診」:自身の健康状態を客観的に把握する健康診断

健康診断を意味する健診は、自身の健康管理、健康維持のために行います。体に異常がないと感じても定期的に健康診断を受けることによって、健康状態を客観的に把握することができます。健康維持と病気の予防のために、会社や小学校から大学までの教育機関では、定期的に健康診断が実施されています。最近では、生活習慣病の検査を行う特定健康診査も、受診することができます。

健診の種類

健診の主な種類について解説します。

一般健診

1年に一回行うことが義務付けられている健康診断です。主に以下の項目の検査を行います。

  • 既往歴や業務歴の腸さ
  • 自覚症状や所見の有無
  • 身長、体重、視力、腹囲、聴力検査
  • 胸部X線検査
  • 血圧
  • 貧血検査
  • 肝機能検査
  • 血中脂質検査
  • 血糖検査
  • 尿検査
  • 安静時心電図検査

雇入れ時健康診断

雇用した際に行う健康診断です。健診項目は、一般健診と同じです。

特定業務従事者健康診断

特定の業務に従事する労働者に対して、6か月以内に1回行われる健康診断です。健診項目は、一般健診と同じです。

海外派遣労働者健康診断

6か月以上、日本国外に派遣される場合、出国前と帰国後に行われる健康診断です。検査項目は、一般健診の項目に加え、医師が必要と認めた場合に以下の項目が行われます。

  • 腹部画像検査
  • 血中尿酸値
  • B型肝炎ウイルス抗体検査
  • ABO式、RH式の血液検査(出国前のみ)
  • 糞便検査(帰国時のみ)

健診で異常の兆候があれば、より詳しい検査が勧められますが、定期的に受診をしておくことで、病の進行を早期に食い止めることが容易になります。まずは、自分の健康管理のために健康診断を活用しましょう。

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