ヘアカラーリング剤の種類・選び方・注意点
ヘアカラーリング剤の種類(3)一時染毛料(ヘアマスカラ・ヘアカラースプレーなど)
更新日:2017/02/23 公開日:2016/03/23
この記事の監修ドクター
白石ガーデンプレイス皮膚科クリニック 院長
竹中ちひろ 先生
髪の毛を一時的に着色できる一時染毛料について解説します。
その日だけ髪色を変えることができる一時染毛料
一時染毛料とは、一時的に髪の毛を着色させることを目的とした染毛料(化粧品)。毛髪着色料とも呼ばれています。シャンプーで落とすことができるので、一時的に髪の毛に色をつけたいときに適しています。
一時染毛料には、マスカラ、スプレー、パウダー、マーカーなどさまざまな製品がありますが、効果的には特に違いはありません。着色させたい範囲や塗りやすさで選択することができ、広い範囲であればスプレー、部分的であればヘアマスカラやマーカー、頭頂部や生え際であればパウダーが使われることが多いです。
一時染毛料の特徴
一時染毛料は、化学変化をともなわず、顔料色素は大きく髪の内部にも浸透しないので、髪の毛を傷めることなく髪色を変えることができます。脱色作用も全くなく、顔料色素で髪の表面を覆うため、元の髪の色に関係なく着色させることが可能です。
また、酸化染料を使用していないので、使用によってかぶれる可能性は少ないです。髪の毛に付着した色素は髪の表面を着色するものの中までは浸透していかないため、1回から数回のシャンプーで完全に落とすことができます。しかし、大量の水分や汗によって色落ちすることもあるので、天気や環境、着用する衣類にも気をつけなければなりません。
一時染毛料はどのような人におすすめ?
一時的に髪色を変えたい人
イベントのときなど、一時的に髪色を変えたいときに適しています。また、カラーリングした髪が伸びてきて髪色の差が気になるときや、ヘアスタイリング後に目立つ白髪だけを着色して隠したい人にもおすすめです。携帯することもできるので、外出先での使用にも便利です。気づいたときにすぐ対応できるため便利です。
ヘアカラーにかぶれたことがある人
ヘアカラーには酸化染料が含まれているため、使用によりかゆみや赤み、腫れのようなアレルギー反応が現れる人もいます。そのような経験をお持ちの方も、髪の内部に浸透しないヘアマスカラやスプレーなどの一時染毛料は安心してお使いいただけます。
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