おりものの状態と身体のサイン
おりものの異常を防ぐために気をつけたいこととは
更新日:2016/12/09 公開日:2016/04/20
この記事の監修ドクター
ノエル銀座クリニック 医局長
厚田幸子 先生
おりものの異常を防ぐために必要となるポイントをお伝えします。
おりものの異常は日常生活が原因かも
膣内はもともと湿っていて通気性が悪く温かいため、細菌が増えやすい環境です。不摂生な生活をしていると免疫力が落ち、細菌に感染しやすくなってしまいます。そして、おりものに異常が起きやすくなってしまうというわけです。
おりものの異常を防ぐためのポイント
体を健康に保ち、おりものを正常な状態にしておくためには、次の点に注意しましょう。
免疫力を落とさない
免疫力が落ちると細菌に感染しやすくなります。疲れやストレスを感じたら、早めに休息をとって心身を休めましょう。特に、睡眠をしっかりとることが大切です。栄養バランスのいい食事を規則正しくとり、体に必要な栄養を届けましょう。また、体を冷やさない工夫もしてください。
甘いものは食べすぎない
ストレス解消のために、甘いものを食べる習慣のある人は注意してください。糖分は細菌の栄養源になるため、血糖値が高くなると細菌が繁殖しやすいのです。白砂糖でできたお菓子は、体を冷やしてしまうということも覚えておきましょう。
デリケートゾーンがむれない工夫をする
湿気の多い場所は、雑菌にとって居心地のよい環境です。デリケートゾーンは通気性が悪いため、特に生理中など分泌物が多い時期は、厚手のパンツやガードル、タイツなどをなるべく控えるようにしましょう。また、生理用品はこまめに取り替えてください。通気性を考えると、下着は綿100%がおすすめです。紙製のおりものシートを使うとむれやすくなるため、布製のナプキンを使うとよいでしょう。
コンドームを使う
性行為で細菌に感染しやすくなるため、妊娠を目的としない場合はコンドームを使いましょう。コンドームは避妊目的だけで使うものではありません。感染症予防としても役立つのです。また、性行為の前には、二人ともシャワーを浴びて清潔な状態にしておきましょう。特に、妊娠中の性行為は雑菌に感染しやすいため、必ずコンドームをつけるようにしてください。
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