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赤ちゃんのおしっこ・うんち

赤ちゃんのうんちの色で健康状態がわかる!

更新日:2018/05/02 公開日:2016/04/26

赤ちゃんのうんちの色について、健康なうんちの色と注意したいうんちの色に分けて説明をします。注意したいうんちの色は赤色、白色、黒色です。それぞれのうんちに関連のある疾患についても、ドクター監修の記事で解説していきます。

今回は赤ちゃんのうんちの色について健康なうんちの色と注意したいうんちの色にわけて説明をしていきます。注意したいうんちの色については、そのうんちが確認されたことのある病気もあわせて紹介します。

健康なうんちの色

赤ちゃんの健康なうんちの色は、黄色、緑色、茶色です。

黄色のうんちは離乳食前の母乳やミルクだけを飲んでいる赤ちゃんに見られ、腸内で分泌される胆汁の色がそのまま反映されています。また、母乳やミルクを飲んでいる場合、うんちに脂肪分(白いブツブツ)が含まれることがあります。

緑色のうんちは黄色いうんちが酸化された場合にみられます。腸内で便が空気と混ざることや腸内のビフィダス菌、乳酸菌、大腸菌などの腸内細菌の変化などにより、腸内環境が酸性に傾くことで起こる正常な現象です。

また、大人と同じような茶色いうんちは、離乳食による腸内環境の変化によって見られるうんちです。

ニオイや形状は?

ちなみに、母乳やミルクだけを飲んでいる乳児のうんちは、甘ずっぱいニオイがします。これは母乳やミルクに含まれる乳糖が発酵して乳酸が作られているためで、ミルクや母乳など液体しか口にしていないため形状も水っぽさが目立ちます。離乳食を食べるようになると、赤ちゃんのうんちのニオイも大人のうんちのようなニオイに変化していき、形状も固形に近づいていきます。

生まれたての赤ちゃんは胎便と呼ばれる黒色のどろっとしたうんちを出します。これは胎児の時に腸管内に溜まった代謝物が、うんちとして出てきています。黒色のうんちは注意したいうんちの一つですが、生まれてから数日しか経っていない赤ちゃんうんちでは問題ありません。

うんちが泡立つ、粘り気がでてきた、腐ったようなニオイがする・・・・・・など、赤ちゃんのうんちにはさまざまな変化が見られます。それぞれの特徴や原因については、『泡立つうんちなどの気になる赤ちゃんのうんちの原因』もぜひ参考にしてください。

注意したいうんちの色(1)赤色

腸重積(ちょうじゅうせき)

腸の一部が腸の中に入り込み腸が重なり合ってしまう病気のことを「腸重積(ちょうじゅうせき)」といいます。腸をシャツの袖にたとえた場合、腕まくりをしてシャツが二重に折り重なったような状態になることを指します。発症後すみやかに状態を直さないと、まくった部分の組織に血液が流れず壊死(えし)してしまいます。生後3~4か月から1歳ぐらいの赤ちゃんに起こりやすいといわれています。赤ちゃんが5~10分くらいの間隔で不機嫌に激しく泣いたり落ち着いたりをくりかえすのが特徴です。

腸重積が起っているときの便は、いちごジャムのような血液が混ざった粘血便が出ます。しかし、初期の頃は血便が出ない場合もあり、病院で浣腸をしたときに出ることもあります。便に混ざった粘血便や不機嫌に周期的に泣くなどの症状がみられる場合は、すみやかに医療機関を受診しましょう。

細菌性腸炎

これ以外にも赤いうんちが出る可能性があるのは、O-157のような病原性大腸菌、サルモネラ菌などの細菌性腸炎で報告がされています。激しい下痢が見られたり、嘔吐をともなうこともありますので、すぐに医療機関を受診しましょう。

肛門あたりの裂傷の可能性も

また、便の表面に赤く線状に血液が付着したうんちがみられることもあります。

肛門近くが切れて出血した場合が考えられます。大きな問題があることはあまりありませんが、一度医療機関で相談してみるとよいでしょう。

注意したいうんちの色(2)白色

胆道閉鎖症(たんどうへいさしょう)

胆管のつまりなど、胆汁を腸管内へ排出できない状況の時にみられます。胆道の閉鎖によってうんちを着色している胆汁が流れなくなり、白っぽい色(うすい黄色、クリーム色、灰白色を含む)のうんちが出るようになります。眼球の黄疸(おうだん)も見られるようになります。

生まれてから数か月以内の赤ちゃんにこの症状がみられます。早期発見が重要なので、この症状を確認した場合にはすみやかに医療機関を受診しましょう。

ロタウイルスによる感染性胃腸炎

白いうんちが出る可能性は、ロタウイルス感染症でも報告されています。ロタウイルスは感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の原因になることがあり、激しい下痢や脱水症状を起こしやすいので、こまめな水分補給を心がけ、医療機関を受診してください。

注意したいうんちの色(3)黒色

胃や十二指腸からの出血

特定の疾患にみられる訳ではありませんが、赤黒いうんちや黒っぽいうんちが見られる場合には胃や十二指腸から出血している可能性があります。

これらの臓器から出血している場合には胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの可能性がありますのですみやかに医療機関を受診するようにしてください。

赤ちゃんのうんちがゆるく、下痢が疑われるときは

通常に比べて明らかにうんちがゆるく、においや回数が異なるときは注意が必要です。赤ちゃんの下痢は食事による一時的な症状のほかに、「ロタウイルス・ノロウィルス・アデノウィルスなどの感染症」や「乳糖不耐症」「食物アレルギー/消化管アレルギー」などの可能性もあります。

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