スキンケア大学 ヘルスケア大学 メンズスキンケア大学

口唇口蓋裂

口唇裂の手術と口唇形成術について

更新日:2016/12/16 公開日:2016/04/27

医療技術が進歩した現在、口唇裂は治る病気となりました。実際にどのように治療や手術が行われているのか、また、口唇裂の治療である口唇形成術とはどのようなものなのか、ドクター監修の記事で解説します。

口唇裂の治療や手術法、口唇形成術について見ていきましょう。

唇の形を再建する口唇形成術

口唇形成術とは、口唇裂の治療であり、唇や鼻の形を本来の形に戻すためにおこなう手術です。口唇裂は鼻の形にも大きく関係するため、一般的に口唇裂の赤ちゃんは鼻の形も変形していることが多く見受けられます。

この手術では、唇や鼻を機能的にも審美的にも本来の形に戻すことを目的としており、単純に唇の裂け目を縫い合わせるのではなく筋肉や組織のずれがないように縫い合わせるので複雑な切開を行い縫い合わせます。

変形した形態により様々な技術を駆使して行うため、多くの場合、唇や鼻の形もほとんど本来に近い形に戻すことが出来、傷跡もほとんど残らないようになっています。手術後は傷口を保護するためのテープを貼り、鼻の形を整えるためのシリコンでできた鼻栓をしばらくの間装着する事もあります。

唇裂の種類による手術法の違い

ひとくちに口唇裂といっても、様々な形があり、両側性の場合もあれば片側性の場合もあります。また裂け目の長さも様々であるため、手術の回数や方法もケースバイケースとななります。

軽度の片側性口唇裂の場合は、生後3か月から4か月をめどに1回の手術になることもありますが、両側性口唇裂の場合は、症状に合わせて生後3か月から4か月に1回で行う場合と、生後3か月から4か月と生後6か月から7か月頃の2回行う場合がありますので、主治医と相談することが大切です。どちらの手術の場合でも、全身麻酔で行われます。

手術をする時期

生後まもない赤ちゃんは身体や唇、鼻といった器官も小さく、ある程度手術に絶えられる体力を得るため、少し成長してから手術を行います。片側性口唇裂の多くの場合は生後3か月から4か月、体重6kgを目安に行われることが多いのですが、軽度の口唇裂や軽度の鼻の手術であれば生後3か月、体重5kg頃に行う場合もあります。

また、一部の医療機関では、生後2週間以降に早期手術を行う場合もあります。最近では、口蓋裂も併発している赤ちゃんに対して、口唇裂の手術と同時に口蓋裂の手術を行う、口唇口蓋同時手術を行う症例も多くなってきています。その場合は、生後6か月頃に行うことがほとんどです。

一方、両側の場合は1回目の手術は片側性口唇裂と同時期に行い、さらに三か月後に2回目の手術を行う場合が多いですが、両側を同時に行うこともあります。これらの手術法はそれぞれの赤ちゃんに合わせて最も適切な方法を選ぶことになります。

口唇口蓋裂の検査・治療法についての関連記事

口唇口蓋裂 サブテーマ

口唇口蓋裂の検査・治療法 記事ランキング

fem.リサーチ