顔以外のシミ
腕のシミの原因と消す・改善方法について
更新日:2017/12/19 公開日:2016/05/20
この記事の監修ドクター
医療法人浩聖会 セイコメディカルビューティクリニック 理事長
曽山聖子 先生
春や夏になると、半袖やノースリーブなどになることで腕の露出が増え、シミができやすくなります。この記事では体にできるシミの中で、特に腕にできやすいものについて紹介していきます。
紫外線の影響で腕にできるシミの原因は?
暑い時期になると服装が変わり、肌の露出が増えます。紫外線を浴びやすい腕は普段から日焼け止めクリームなどでしっかり対策をしている方も多いことでしょう。しかし、汗や手洗いなどで落ちてしまうこともあります。腕にできやすいシミとその特徴は以下の通りです。
老人性色素斑
数ミリから数センチの大きさ。薄い茶色から濃い茶色。
脂漏性角化症
数ミリから数センチの大きさ。濃い茶色から黒っぽい色。
光線性花弁状色素斑
紫外線を強く受ける二の腕から肩にできやすく、日焼け後に水ぶくれができた場合にはこのシミに要注意。大きさは数ミリから2センチ程度。薄い茶色から濃い茶色。花が開いたような形をしていていくつもできやすい。
これらのほか、腕にできやすいシミとして「炎症性色素沈着」というシミもあります。この炎症性色素沈着はケガややけどにより皮膚に炎症を起こした場合に、その部分がのちにシミとなってしまうものです。
腕のシミ対策!サッと隠すのにおすすめの方法
肌の露出が多くなると、腕にあるシミが気になりますよね。腕のシミをサッと隠して目立たなくしたい、そんな時にはボディ用のファンデーションがおすすめです。
スキンケア成分入りのものもあり、汗や水に強く、顔用のファンデーションよりも落ちにくいという特徴があります。また、擦れたりしても色移りしにくくなっています。
腕のシミを消す効果が期待できる治療法
シミにはいろいろな種類があるので、効果的に消すためにはまず医師の診断を受けてシミの種類を把握することが大切です。シミの治療には主に以下の方法があります。
外用薬
ハイドロキノンやトレチノインをシミのある部分に塗ります。効果を見るために定期的に診察を受ける必要があります。クリニックによっては成分濃度の異なる外用薬を患者に合わせて処方します。1か月から3か月程度は継続して使用することになります。日焼け止めを必ず塗る必要があるほか、トレチノインは妊娠中には使えないなどの注意点があります。
レーザー治療
Qスイッチルビーレーザー、Qスイッチヤグレーザーなどを、シミの種類に合わせて照射します。シミの種類やシミの濃さによって、1回の照射ですむ場合もあれば、複数回照射することになる場合もあります。レーザー照射後は皮膚が一時的に弱くなっているので、スキンケアをしっかり行い、日焼け対策をする必要があります。
このほか、脂漏性角化症には炭酸ガスレーザーを使う治療もあります。治療費や治療期間、注意点などから自分の生活スタイルや予算に合った方法を選ぶとよいでしょう。
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