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肌をしっとり保湿しながら洗顔する方法

更新日:2017.12.15
公開日:2016.05.24
ドクター画像
この記事の監修者
めじろミサクリニック 院長 山川美佐

美しい肌をキープするためには肌の保湿が大切ですが、洗顔料も保湿成分が入っているものを使ったほうがよいのでしょうか。専門ドクター監修のもと、本来の洗顔の目的と、保湿を意識した正しい洗顔方法について解説します。

毎日の洗顔に気をつかっていますか? もし、何気なく洗顔しているとしたら、いつの間にか肌を傷めてしまっているかもしれません。洗顔の目的を確認した後、保湿を意識した正しい洗顔方法について解説します。

保湿成分配合の洗顔料がおすすめ?

毎日行う洗顔の目的は、汚れや余分な皮脂を洗い流して落とし、肌を素の状態にすることです。洗顔をすることによって肌トラブルを防いだり、洗顔後に使う化粧水や美容液、乳液などの有効成分を肌に浸透させやすくしたりします。基本的な正しい洗顔方法は、肌質にかかわらず、朝晩2回、洗顔料を使ってしっかりと汚れを取り除くことです。

洗顔料に配合されている美容成分は、すすぐとほとんど流れてしまい肌には吸着しないため、あまり意味がないと考えられています。そのため、洗顔によってうるおいを補うことよりも、肌がもともと持っているうるおいを守って洗うことが大切です。

正しい洗顔方法とうるおいを守るポイント

普段、何気なく行っていることが多い洗顔ですが、実は、スキンケアの中でも肌への負担が大きく、間違った洗い方をすると肌トラブルの原因になることもあります。次に挙げるのは、間違った洗顔方法です。まず、このような方法で洗っていないかをチェックしましょう。次に、保湿を意識した、正しい洗顔方法を覚えましょう。

  • 1日に何度も洗顔する
  • ごしごしと皮膚を手やタオルでこする
  • 熱いお湯や冷たすぎる水で洗顔をする
  • 洗顔料を泡立てずに洗顔する
  • 泡のすすぎ残しがある

正しい洗顔方法とは、洗顔料を十分に泡立て、皮膚をこすらないように、泡を移動させる様にそっと行います。30秒以内にすませ、ぬるま湯で十分にすすぎます。この時も、こすらないように気をつけます。タオルで拭くときも、ごしごしせず、押さえるようにします。

洗顔した後は、化粧水、美容液、乳液、クリームなどをすぐにつけて保水・保湿し、肌の保湿力をキープしましょう。

洗顔後のスキンケアでは3大保湿因子を意識

洗顔した後、肌を保湿するためには、角質層に水分が十分保持されていることが重要です。これには、天然の肌バリア機能である「3大保湿因子」が関係しています。

「3大保湿因子」について詳しくは、『保湿で重要な「肌バリア」とは?』をご覧ください。

「3大保湿因子」とは、肌が本来持っている次の3つの保湿成分です。

細胞間脂質(セラミド)

角質層の細胞と細胞のすき間を埋めて、水分が肌から逃げないようにしっかり捕まえておく

天然保湿因子(NMF)

角質細胞内に水分をとどめておく

皮脂

肌の表面を膜でカバーし、水分の蒸発を防ぐ

これらの3大保湿因子が不足していると、肌が乾燥してしまい、肌トラブルが起こりやすくなります。肌を十分に保湿するためには、正しく洗顔することと洗顔後のスキンケアが大切です。自己流でやるのではなく、もう一度見直しましょう。

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