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糖尿病

糖尿病の治療における薬について

更新日:2017/09/14 公開日:2016/05/20

糖尿病の治療には、「食事療法」や「運動療法」が欠かせませんが、「薬物療法」を行うこともあります。では、どんなときに薬物療法が必要になるのか、どういった治療薬がるのか、その目的や作用についてドクター監修の記事で解説します。

糖尿病における治療薬には、いくつかの種類があり、それぞれ目的と作用が異なります。ここでは各治療薬の役割について解説していきます。

糖尿病における薬物療法

糖尿病で使われる治療薬を解説する前に、糖尿病が主に2つの種類に分けられることを知る必要があります。糖尿病には、大きく分けると「1型糖尿病」と「2型糖尿病」があります。

1型糖尿病

血糖値を下げる「インスリン」というホルモンは、膵臓のβ細胞でつくられますが、免疫システムの誤作動によって、このβ細胞が破壊され、インスリンをほとんど、あるいは全く分泌できなくなることで起こるのが1型糖尿病です。1型糖尿病のほとんどの場合、最初から、薬物療法と食事療法、運動療法を並行して行っていきます。

詳しくは、『1型糖尿病の症状と原因』の記事をご覧ください。

2型糖尿病

遺伝的な体質や食べ過ぎ・運動不足・肥満などが原因で、インスリンの分泌量が少なくなったり、効きにくくなったりすることで起こる糖尿病で、日本の糖尿病患者の95%を占めるのはこちらのタイプです。詳しくは、『2型糖尿病の症状と原因』の記事をご覧ください。

糖尿病治療における薬物療法とは

糖尿病の治療薬は、大きく分けると、飲み薬の「経口血糖降下薬」と、自分で打つ注射薬の「インスリン注射」「GLP-1アナログ注射」という2タイプがあります。

1型糖尿病の場合は、最初から、薬物療法と食事療法、運動療法を並行して行っていきます。

2型糖尿病の場合は、生活習慣の乱れが大きく関係しているため、「食事療法」と「運動療法」で、生活習慣を改善していくことが治療の基本となります。しかし、これらの治療を適切に実行しても血糖コントロールがうまくいかなかったり、合併症を発症する危険性が高く、急いで血糖値を下げる必要がある場合は、薬物療法も併用します。

糖尿病の飲み薬(服用薬)について

経口血糖降下薬にもたくさんの種類があります。これらは、どのようにして血糖をコントロールするのかによって、大きく3つのタイプに大別できます。

目的:インスリンの分泌量を増やす

目的:インスリン抵抗性を改善する(インスリンを効きやすくする)

目的:糖の吸収・排泄を調節する

これらの薬の中から、糖尿病の状態に応じて、もっとも適切な薬が選択されます。また、患者によっては、複数の薬を組み合わせて服用していくこともあります。

服用についての注意点

  • 医師の指導に従い、毎日、決められた量を決められた時間に服用する
  • 自己判断で服用をやめたり、量を変えたりしない
  • 「低血糖」を起こす危険性があるので、食事がとれないときに薬だけ服用しない
  • 薬を飲み忘れたとき、食事がとれないときの対処法をあらかじめ医師に確認しておく
  • 低血糖などの副作用が出たら、すぐに医師に相談する

インスリンの注射薬について

インスリン注射は、不足しているインスリンを直接補うためのもので、特に体内でインスリンをほとんど作ることができない1型糖尿病の人には欠かせない存在です。また、2型糖尿病でも、飲み薬で血糖コントロールがうまくいかない場合は、インスリン注射が用いられます。

注射と聞くと、「痛そうで怖い」と思う人が多いかもしれませんが、インスリン注射の針は、糸のように細いので、痛みがほとんどありません。また、自分で打ちやすいように開発されたペン型の注射器なので、簡単で安全に打てます。

インスリン注射には、確実に血糖値を下げられるというメリットがありますが、その分、正しく使わないと、低血糖を起こしやすいという特徴があります。ですから、医師の指導に基づいて、注射のタイミング、注射するインスリンの量、種類をきちんと自己管理することが大切です。

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