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足底筋膜炎

足底筋膜炎でのテーピングの役割とテーピングの方法

更新日:2017/04/03 公開日:2016/05/23

足底筋膜炎の症状を緩和するためのテーピングの役割、使用方法について、ドクター監修の記事で解説します。テーピングは足底筋膜炎の治療の補助的役割として用いられますが、足裏アーチの構造を意識しながら貼っていくことが大切です。

足底筋膜炎の症状緩和に用いられる、テーピングの役割、使用方法について見ていきましょう。

足底筋膜炎に対するテーピングの役割

足底筋膜炎は、足裏の縦アーチの低下により足の裏に痛みを生じる病気です。足底筋膜炎の治療の基本は休息と安静ですが、足の裏は歩いたり立ったりなど、日常生活でも常に体重の負荷がかかる場所であることから、治りづらい病気といわれています。

しかしそう言った足の裏への負荷を減らすために、ぜひ役立てたいのが足裏の縦アーチの働きをサポートするテーピングです。足の裏への負荷を減らすことで、より早期に回復する可能性が高まります。

足底筋膜炎の痛みを緩和するためのテーピングの方法

足底筋膜炎の痛みを緩和する対策としてテーピングを行う際、ポイントとなるのは、足底筋膜が骨と結合している、親指と小指の付け根、そしてかかとの部分です。

また、足裏には、縦方向に2つの「外側弓」と「内側弓」、横方向に「横足弓」という3つの足裏アーチがあります。テーピングする際は、この構造も意識しながらテープを貼っていきます。

痛み方には個人差があり、痛みが強く出る部位によって貼る箇所が異なる場合がありますが、足底筋膜を保護し足裏アーチを支える、基本的なテーピング方法の一例をご紹介します。

テーピングの手順

1.足の親指を内側に折り曲げ、足の親指の付け根からかかとにかけて貼ります。

2.小指を折り曲げ、小指からかかとにかけて貼ります。

3.小指と親指の付け根を結ぶようにテーピングを施します。

このようにしてテーピングを貼ることで、足底筋膜が無理な伸び方をしないように緩んだ状態で固定されることにより、伸びようとするときの抵抗力としてテープが作用するため、足底筋膜が保護されます。

テーピングはあくまで補助的な役割

テーピングは足底筋膜を保護し、足裏アーチのダメージを軽減する作用がありますが、テーピングのサポートだけでは足底筋膜のダメージ回復としては不十分で、これが治療の中心にはなりません。

足底筋膜炎の治療の基本は、できるだけ安静にすること、そしてどうしても痛みが強い場合は痛みをやわらげる手段として、薬を用いた痛みのコントロールや、体外衝撃波治療などを行うことがあります。

足底筋膜炎の治療法について、詳しくは『足底筋膜炎の治療(湿布・装具・衝撃波・手術)』をご参照ください。

なお、テーピング同様に足底筋膜の負担を軽減するものとしては、サポーターやインソールなどがあります。足裏の衝撃をやわらげたり、痛みの出やすいかかとへの衝撃を吸収するものなど、さまざまな種類がありますので、こちらを活用してみるのもよいでしょう。

足底筋膜炎は長引かせないことが大切

痛む期間が長引くと、治るまでに必要な期間もそれだけ長引きます。時には足底筋膜炎を通り越して足底筋膜が切れてしまうこともあるので、注意が必要です。もし足底筋膜が少しでも切れている場合は、ストレッチは避け、安静と固定を心がけてください。

テーピングの使用についても独自の判断で行うのではなく、治療の過程でどのようにとり入れていくべきか、医師と相談しながら行いましょう。

また、足の裏の痛みにはさまざまな病気が関わっていることも多く、接骨院や整骨院などでは判断できないこともあります。足裏の痛みが長引いているときは整形外科を受診し、レントゲンやCT、MRIなどの各種検査で状態を正しく診断してもらったうえ、適切な治療を受けることが望ましいでしょう。

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