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救命処置・応急手当

指を切断したときの応急処置

更新日:2016/12/09 公開日:2016/05/23

松井潔先生

この記事の監修ドクター

松井クリニック院長

松井潔先生

事故などで指を切断してしまった場合、119番に連絡するもしくは整形外科などを受診する必要がありますが、すぐに応急処置を行うことも重要です。ここでは、ドクター監修のもと、指を切断してしまった場合の応急処置方法を詳しく解説します。

指の切断は、運動や仕事など日常の生活の中でも起こりうるケガです。指を切断してしまった場合でも、適切な応急処置を行い、治療を受けることで修復できることもあります。適切な応急処置方法を知っておきましょう。

指を切断した際の応急処置

(1)切断された指の適切な保存

切断された指が再接着できるようにするには、医療機関に搬送する間、適切な状態で保存する必要があります。以下の3つの条件が重要となります。

  • 温めない
  • 乾かさない
  • 汚さない

切断された指は、湿らせたガーゼでくるんでビニール袋に入れ、しっかり密閉して細菌感染を防止します。さらに、そのビニール袋を、氷水が入った袋や容器の中に入れて冷やします。

このとき、切断された指をビニール袋などに入れないで直接氷水に入れるのは厳禁です。直接冷やしてしまうと、細胞組織が破壊され再接着ができなくなってしまいます。

(2)傷口の応急手当

切断面(傷口)には、清潔な湿らせたガーゼを当ててその上から包帯を巻きます。包帯は強めにしばり圧迫止血します。ただし、包帯を強くしばりすぎると末端の正常組織まで完全に阻血し、壊死してしまう可能性があります。ですから、患部のすぐ下をしっかりとしばるのがポイントです。

(3)指の入った容器をもって医療機関へ

適切な応急処置を行ったら、切断された指の入った容器をもってできるだけ早く医療機関を受診します。

応急処置後、医療機関で治療

医療機関では、損傷した部位に応じた手術治療が行われ、切断した指の再接着が試みられます。

刃物や機械による鋭利な切断の場合は手術で元の状態に戻すことがおおむね可能ですが、骨が砕けてしまっていたり、血管や腱の損傷が激しい場合、手術が難しいこともあります。

早めの応急処置と受診が重要

手術での再接着が可能とされている時間の目安は、指を切断してからおよそ8時間以内とされています。この時間も、切断された指が適切な処置方法で約4℃の状態に保たれていることが条件となります。

指を切断してしまったときは、適切な処置をできるだけ早くに行うことが重要となります。処置を誤ると、本来再接着が可能だったものが難しくなってしまうこともあるので、落ち着いて対処しましょう。

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