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救命処置・応急手当

目に異物が入ったときの応急処置

更新日:2018/06/06 公開日:2016/05/23

目は傷つきやすいデリケートで扱いにくい存在なので、応急手当は優しく慎重に行いたい場所です。目に異物が入った場合、応急処置にはどのような方法があるのか、ドクター監修の記事で解説します。

目に異物が入って取れない、奥に入ってしまったとき、自分でできること、眼科に行かなければならいないこと、どのような点に注意すればよいのか見ていきましょう。

ゴミやほこりが入ったときの応急処置について

目に虫やほこりが入っても、ほとんどの場合は涙で流し出されます。ただ、目に異物が入ったまま違和感や痛みがいつまでも取れないことがあります。

そのようなときは、目やまぶたをこすってはいけません。異物が出てくるどころか目を傷つけることになります。うまく除去できないとき、異物が見つからないときには、眼科で専門的な診療を受けてください。

ゴミやほこりが入ったときの応急処置の手順

  1. 何度かまばたきすることにより涙が分泌され、涙と一緒に異物が目の外に流れてくることがあります。
  2. まぶたを裏返し、目薬を差して異物を流し出します。
  3. 水を張った洗面器に顔をつけ、そのなかでまばたきをくり返します。
  4. まぶたを裏返して白目(結膜)に虫やほこりなどの異物を見つけたときは、水を含ませた綿棒を使って取り除きます。

危険な異物の種類とその応急処置

涙で流しだすことができない、ガラスや鉄粉、洗剤など危険な異物が目に入った場合の応急処置は以下の通りです。

ガラス片や鉄粉など目を傷つける異物

専門的な知識を持たない一般人では、安全に取り除けません。目に入った異物を無理に取り除こうとすると眼球が動いてしまい、付着した鋭利な異物が結膜や角膜が傷つけてしまう危険性があるからです。

どなたかに付き添ってもらい、両眼を隠した状態で眼科を受診するのがもっともよい方法です。異物が入って痛みがあるほうの目を隠しても、眼球の動きは左右連動しているので見える目の動きに合わせて両眼が動いてしまいます。両眼とも「見えない」状態にすることで眼球の動きと異物の移動するのを止めることができます。

洗剤や化粧品など化学製品・薬品類

薬品類が入った目が下になるように顔を傾け、やかんなど使って洗眼します。とくに洗濯で使う漂白剤やトイレや台所の洗浄剤などは強力な酸性・アルカリ性の成分が含まれていることがあり、目に入ってしまったときには、水道水でもよいので流水で30分以上かけて、しっかり洗顔します。もし、目に入ったのが強力な酸・アルカリ製剤を含む化学薬品であった場合は、急いで眼科を受診してください。

異物が見つからずに痛みが続くとき

上下のまぶたの裏側に異物が見つからず、それでも違和感や痛みが続くときは眼科を受診してください。見えない部分に異物が刺さっている場合や、異物により傷ができている可能性があります。

眼痛が取れず原因がわからないとき

目の痛みがあっても異物が見つからないとき、そのうち突然の視力低下やかすみ目、頭痛や吐き気などの症状が起こってくることがあります。白目(結膜)の充血、黒目(角膜)の濁りなどの症状があれば、異物や内科的な病気によるものではなく急性緑内障発作が疑われます。

急性緑内障発作は、視神経を障害するため初期の対応が遅れると失明することが多い危険な症状です。眼圧が上がったままだと、1週間で失明してしまうこともあります。目の違和感や症状があるときには、まず眼科を受診してください。

目に異物が入ったときの応急処置のポイント

目は傷つきやすいデリケートな存在です。無理矢理、異物を取り除こうとして逆に目を傷つけてしまうことがあります。家庭でできる応急手当の限界をわきまえて、眼科で専門的な診療を受けることが最良で最短の治療であることを知っておいてください。

まぶたの裏にある溝に異物が入ってしまったときには外からは見えず、自分では取れません。目に入った異物が見つからないときには眼科の受診です。異物が取り除けても、取り残しがあったり、角膜や結膜を傷つけたりしていることがあります。目の違和感や気になることがあれば、眼科に相談してください。

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