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色覚異常

「色覚異常」とは

更新日:2017/03/10 公開日:2016/05/23

鎌田絵里子先生

この記事の監修ドクター

上野毛眼科 医師

鎌田絵里子先生

色の見え方や感じ方が、色覚が正常といわれる人とは異なっている「色覚異常」。この色覚異常はなぜ起こるのでしょう。色覚のメカニズムや色覚に異常が起こる原因、色覚異常の治療について、ドクター監修の記事でまとめています。

色の見え方、感じ方が、多くの色覚正常といわれる人とは異なっているのが「色覚異常」です。色覚異常は、色の区別が困難であるだけで、色が分からないわけでも、白黒の世界をみているわけでもなく、異常の程度に応じた色の世界を持ち、多くの場合、自分の色の誤認しやすい特徴を理解し自覚することで、日常生活を不自由なく送ることができます。

色覚とは

色覚とは、私たち人間がもつ、色を識別する感覚のことを言います。

目の中にある網膜には、赤色を感知するL-錐体、緑色を感知するM-錐体、青色を感知するS-錐体の3つの錐体(すいたい)が存在します。そして、脳がこの錐体の神経細胞から情報を受け取ることで、色を識別することができるのです。

色覚異常が起こる仕組み

色覚異常は、この3種類の錐体の神経細胞のいずれかが欠損しているか、機能が不十分であることで起こります。3つの神経細胞の内、どれかひとつの機能が低下している場合は、異常3色覚と呼ばれ、どれかひとつが欠けている場合は2色覚と呼ばれます。そのほか、1種類の神経細胞しかない1色覚というものもありますが、発生頻度はごくまれです。

色覚異常の原因

色覚異常には、先天性と後天性があり、ほとんどが先天性であるといわれています。先天性は、生まれた頃から錐体に異常があり、遺伝が原因とされていて、色覚以外の視機能には異常が見られないことがほとんどです。

色覚異常と遺伝の関係について、詳しくは『色覚異常の遺伝の仕組みとパターン』をご覧ください。

後天性の場合は、別の病気の症状のひとつとして色覚異常が現れます。

後天性の色覚異常の原因について、詳しくは『後天性色覚異常の原因となる病気とは』をご覧ください。

色覚異常の治療

後天性の色覚異常は、原因となっている病気を治療することによって症状の改善が望めます。しかし、先天性の色覚異常の場合は、今のところ有効な治療法は見つかっていません。治療はできませんが、自分の色覚の「くせ」を理解し、誤認しやすい状況を知っておくことや周りの理解を得ることで、普通の日常生活を送ることができます。

一方で、色覚異常の治療の確立に近づく研究も行われています。詳しくは『色覚異常って治療できるの?』で解説しています。

色覚異常があっても、自分の色覚を正しく知っていれば、色誤認によるトラブルを回避できます。自分の色覚を正しく知るためにも、1度は色覚検査をすることをおすすめします。

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