スキンケア大学 ヘルスケア大学 メンズスキンケア大学

色覚異常

色覚異常がある場合の見え方

更新日:2016/12/09 公開日:2016/05/23

鎌田絵里子先生

この記事の監修ドクター

上野毛眼科 医師

鎌田絵里子先生

色覚異常では、どのような色の見え方になるのでしょうか。色の誤認を防ぐためには、どういったことに注意が必要なのかなどを含めて、ドクター監修の記事で詳しく解説します。

色に対する感覚が正常とは異なる色覚異常。色覚異常ではどのような色の見え方をするのか、また、間違いやすい色とはどのようなものかを解説します。

色覚異常がある場合の見え方

色覚異常を起こしているからといって、全ての景色がモノクロに見えるわけではありません。色覚異常の程度や、どのタイプの色覚異常なのかによって見え方が異なります。

先天性色覚異常では、軽度である「異常3色覚(色を感知する3つの錐体の神経細胞のうち1つの神経細胞の機能が低下している状態)」よりも、「2色覚(3つの錐体の神経細胞のうち1つが欠けている状態)」の方が色を誤認しやすくなります。

色を間違いやすい条件

色覚異常がある場合、次のような条件下では、特に色を間違って認識しやすい傾向があります。

  • 対象物が小さくて色が薄いとき
  • 照明が暗い、短時間で識別しなければいけない、といった状況のとき
  • 先入観があり、自分の中で色を予測しているとき
  • 過労などによって注意力が不足しているとき

つまり、一般的に見づらいと感じるものや、精神的、肉体的な不調をきたしている場合に誤認することが多いと言えます。

誤認しやすい色の組み合わせ

色覚異常では、隣り合った色の見分けがつきにくいケースもあります。見分けにくい色の組み合わせとしては以下のようなものがあります。例を交えて解説していきます。

赤と緑

緑の中に少し混じっている紅葉や花を認識することが困難です。また、熟れた赤いトマトと、熟れていない緑のトマトを色で区別することが困難です。

オレンジと黄緑

スイッチがONになっているのか、OFFになっているのかを識別することが困難です。また、コインロッカーなどに使用されている発光ダイオードによる開と閉の色を識別することが困難です。

緑と茶

木の茶色の幹と緑の葉を区別することが困難です。

青と紫

このふたつの色の違いが見分けにくく、色合わせをしたり、絵の具を選ぶことが苦手です。

ピンクと白もしくは灰色

桜には、ピンクや白などがありますが、色の区別が苦手です。

緑と灰色もしくは黒

黒板に緑チョークで文字や絵を描かれた場合、色の境目がわかりづらいため、文字や絵自体が見えづらいです。

赤と黒

カレンダーの休日と平日を見分けることが苦手です。また、2色ボールペンを使うと、どちらが赤でどちらが黒か識別することが困難です。

ピンクと青

ピンクと青のオシロイバナを見比べた場合、色を区別することが苦手です。

誤認しやすい色を知る

先天性の色覚異常は、現在の医学では治療できません。しかし、色をできるだけ間違えないようにすることは可能です。自分がどの色を間違いやすいのかを知り、注意深く色を見ることで、見間違えを防げることがあります。

色覚異常の基礎知識についての関連記事

色覚異常 サブテーマ

色覚異常の基礎知識 記事ランキング

fem.リサーチ