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ロコモティブシンドローム

厚生労働省とロコモティブシンドローム対策

更新日:2017/02/15 公開日:2016/05/20

赤石文洋先生

この記事の監修ドクター

赤石整形外科 院長

赤石文洋先生

超高齢社会の日本において、ロコモティブシンドローム対策はとても重要な課題です。厚生労働省が国民全体に呼びかけている対策にはどのようなものがあるのでしょうか。医師監修のもと説明していきます。

厚生労働省のロコモティブシンドローム対策には、どのようなものがあるのでしょうか。

「健康日本21」で国民全体の健康づくりを推進

健康日本21とは

少子高齢化が進む日本において、10年後の「目指すべき姿」を明らかにし、それに向かって、いくつかの施策を打つ取り組みです。

健康日本21の中心課題は健康寿命の延伸

健康日本21では以下の5つの目標が掲げられています。

  1. 健康寿命の延伸と健康格差の縮小
  2. 生活習慣病の発症予防と重症化予防の徹底(NCD:非感染性疾患)の予防
  3. 社会生活を営むために必要な機能の維持及び向上
  4. 健康を支え、守るための社会環境の整備
  5. 栄養・食生活、身体活動・運動、休養、飲酒、喫煙、歯、口腔の健康に関する生活習慣の改善及び社会環境の改善

この中でも特に中心として考えられているのが(1)の「健康寿命の延伸と健康格差の縮小」です。

ロコモティブシンドロームが関係する目標とは

「健康寿命の延伸」を主な目標としている健康日本21ですが、他の目標の中でもっともロコモティブシンドロームに関係しているのが(3)「社会生活を営むために必要な機能の維持及び向上」です。

この目標は自立した生活の継続・維持を目指しており、その項目の中には、2012年には17.3%だったロコモティブシンドロームに対する認知度を、2022年までに80%に向上させることを掲げています。

ロコモ対策にも有効な「スマート・ライフ・プロジェクト」

スマート・ライフ・プロジェクトとは

「健康寿命を伸ばしましょう」を合言葉に、国民全体が健康的な生活を長期間維持できるように厚生労働省が取り組んでいるのが「スマート・ライフ・プロジェクト」です。

4つのアクションとロコモ対策への効果

スマート・ライフ・プロジェクトは「運動」「食生活」「禁煙」の3つのアクションを軸に健康寿命を延伸していこうという取り組みです。「毎日10分の運動」「1日プラス70gの野菜」というキャッチコピーを使って啓蒙活動を行っています。

また、2014年からは「健診・検診の受診」を新しいアクションとして加え、定期的に健康状態を確認することの重要性を訴えかけています。

これらのアクションの中でも、「運動(毎日プラス10分の運動)」はロコモティブシンドロームになるリスクを軽減する効果があります。このアクションでは、「18才~64才は1日60分」、「65才以上は1日40分」の運動を推奨しています。また、単に体を動かすだけでなく、スポーツや筋力トレーニングを運動の中にとり入れると、より効果があるでしょう。

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