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ロコモティブシンドローム

ロコモティブシンドロームの原因

更新日:2018/05/09 公開日:2016/05/20

赤石文洋先生

この記事の監修ドクター

赤石整形外科 院長

赤石文洋先生

立ったり歩いたりといった動作が難しくなった状態を指すロコモティブシンドロームですが、その原因は一体どこにあるのでしょうか。主な原因やロコモティブシンドロームにつながりやすい病気を医師監修の記事で解説していきます。

ロコモティブシンドロームにはどういった原因があるのでしょうか。

ロコモティブシンドロームとは

ロコモティブシンドロームとは筋力やバランス能力の低下などにより、移動機能が低下した状態を指します。状態が進行すると要介護や寝たきりになる可能性もある状態です。

ロコモティブシンドロームの原因

筋力の低下

下半身やその他の筋力の低下により、移動機能が低下し、結果としてロコモティブシンドロームにつながることがあります。加齢によって全身の筋力はおのずと低下していきますし、運動不足の状況が続けば、若くしてロコモティブシンドロームになる可能性もあるでしょう。

バランス能力の低下

筋力の低下と同じく、加齢や日頃の運動不足によってバランス能力も低下します。筋力とバランス能力の両方が低下すれば、ロコモティブシンドロームになる可能性はより高くなるでしょう。

骨や関節、筋肉の病気

骨や関節、筋肉の病気によって移動機能が低下し、ロコモティブシンドロームに陥るケースもあります。特に以下の3つは3大原因病といわれています。

  1. 骨粗鬆症
  2. 変形性膝関節症
  3. 脊柱管狭窄症

骨粗鬆症

閉経後の女性がホルモンバランスを崩すことによって起こりやすくなる病気です。通常の人よりも骨がもろくなっているため、ちょっと転んだだけで骨折する高齢者は多いようです。骨折した場合は治癒にも時間がかかるようになります。安静にしなければならない期間が長引くことで、そのまま寝たきりとなるケースも珍しくはありません。

骨粗鬆症には症状の進行を食い止めるいくつかの治療薬が開発されているため、医師の判断のもと治療に努めましょう。

変形性膝関節症

ひざの軟骨が加齢や体の歪み(O脚など)によってすり減り、関節に痛みを生じる病気です。立ったり歩いたりといった動作をすると痛みが生じるため、動くことに対して消極的になり、過度な安静を取ってしまいがちです。しかし、安静によってますます筋力が低下し、体の状態は悪くなっていくのです。その結果、移動が困難となりロコモティブシンドロームを引き起こしてしまいます。

痛みは我慢し続けると、うつ病などの精神の病気にもつながる場合もあるため、専門家の指示のもと薬物療法や運動療法を実施して軽減に努めましょう。

脊柱管狭窄症

なんらかの原因で神経の通っている背中の管が狭くなり、神経を圧迫する病気です。足腰に痛みや痺れをともなうため、移動が困難となります。

痛みと受診の目安

激しい痛みでなくても、その状態が6週間以上続くようであれば病院を受診してください。しっかりとした検査をして原因を明らかにし、適切な治療を行えば、ロコモティブシンドロームの進行防止につながります。

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